4空の野望
条件を考える、まず特殊な能力持ちは要らないな町を壊す気はないし、そうすると配置しようとしていた、ほのぼの系の人は条件が良いな。
人格を考慮して能力を消して出すほどの人物はいるかな~?ちょといないな、それと独身女性じゃないとね~どうしても出すなら結婚していない設定に変更するしかないな、今作るとしたら、お気に入りに限定すると39人の魅力在る女性が作れるから、もう少し集めようかな。
人数は100万人が丁度いいのかー全部女性だけならそれで充分だな、普通なら1億人いたら、0~10台10~20台と年齢別に100歳まで別けると各1000万人、男女別で500万人だし。
と言う事は町に若い不老の女性だけ1000人は、女性1000+男性1000=2000人口×年代別10で2万人並みの町って事になるな。
いつか全員と恋愛するのを目的にする大奥惑星は100人くらい集まったら始めようかな、女性同士で恋愛してもらうと俺の恋愛競争相手は女性ですってなるのか、在りだな見ていて癒されそうだ。
「すみれ母さん、ちょとこっちに来てください。」
2人で部屋の隅に移動する。
「何々~」
「町の人数が1000人は、なんとなくハーレムに都合が良い人数な気がするんですが、すみれ母さんは逆ハーレム星を持っているんですか?」
すみれさんはニヤリと笑みをうかべて。
「持ってるけど、かえでには内緒だよ嫉妬しちゃうからね。」
「あー俺の大奥星はバレバレでしたか。」
「バレバレと言うより一般的に1度はみんなやるからね~、それが最初か途中かの違いでしかないよ。」
と言う事は、かえで君も大奥星を持っているのかな、二人とも相手を許す度量が大きいんだなー。
「そういえば名字はなんですか?」
すみれさんが一指し指を顎に付けて頭を傾ける。
「ん、名字て何かな?」
「家族で名乗る家名ですね、例えば大空 空だったら大空 すみれですね。」
「へー今は無いよ~意味が無いからね。」
「そうなんですか?」
すみれさんの瞳が右から左に動いて行く、おそらく画面を見ているのだろう。
「ん~っとねぇ血縁て言葉は今は無いんだよ、本体は空間だし分体は自由に変えられる、魂の情報で親子の区別はつくけど、それだけで現実に何らかの影響は何も無いからね。」
「もしかして、すみれさんと結婚できますか?」
「もちろん出来るよ~、私を惚れさせられたらね~~。」
穏やかな声だ落ち着いた大人の女性の雰囲気を感じさせ全て包み込み受け入れてもたような気分になる、甘えてしっまったな。
「すみれさんは可愛いと思います、今のは思いつきなので気にしないでください。」
すみれさんは両手を後ろに上目使いで見ている、少女を思わせた女性の大人の顔を覗き見た気がして戸惑う。
「うん分かってるよ~、呼びかた、すみれ母さんじゃないの~ふふっ」
すみれさんは嬉しそうだ。
「それじゃあ自分の部屋に戻ります、すみれさん」
すみれさんは微笑ましい顔をしていた。
「男の子だね、空君、うん、またねー。」
「転移完了します。」
部屋の隅に行き、左手をかざして半透明の青い指輪に意思を伝える、可愛いペンギンの布団が現れる。
1体の巨大ペンギンの仰向けの姿は立体的に頭と手と足がはみ出していて、その丸さが可愛く成っている。
ペンギンの布団に寝転がって目をつぶる。
思い出を再生した、記憶の中のすみれさんを思い出すと匂いと音が映像と共にはっきりと、そして一番大事な今触れているような感触が再生される、ん~この時はすみれさんの胸揺れてるなー、この時は、すみれさんの目を見ていたからな気づかなかった。
感触はコレ匂いはコレ映像は6画面にしてと思い出を組み合わせていく、名前を付けて保存『決定。』
これで好きな時に再生できる、作り上げた作品に満足してニヤニヤする。
すみれさんの事は好きだ、引かれているけど恋愛しているのかと問われれば、なんとなく憧れかなと思う。
やはり母親として見れない、どちらかと言うと知らない美少女と言う感じだ、結婚も出来るし何も問題は無い。
寝転がりながら空間庫から漫画を出して読む、気分にあった本が選ばれる。
漫画で見る母と息子の恋愛物語、他人から見れば、ただの美人の女性と男性の恋愛だ、俺は応援して楽しんで見る結ばれてもいいんじゃないと。
ここで過去の母親とは比べない、漫画の母と過去の母は何の関係もない別の女性だからだ、比べる意味が無い。
例えば1人の女性が居る、その女性が誰々(だれだれ)の姉、誰々の妹だったとして他の姉や妹がその女性と同じ人物だろうか、別人だ別人と比べても意味が無い。
つまり母、姉、妹に特定の共通項は無い、個人で見るしかない。
もし妹とは、こういうものだと考えると、兄にとって理想の妹とは甘えん坊で甘えさせてくれて、しっかり者、兄は怠け者。
もし兄とは、こういうものだと考えると、妹とって理想の兄とはしっかり者で勉強が出来て教えて貰える、頼りがいがあって格好良い、妹は勤勉者。
うん女性と男性の求める者に差がある、理想と現実は違う、そもそも女性が姉か妹だとして性格には関係がない、母が姉だった母が妹だったとしても何も変わらない。
ゆえに比べる場合、漫画の母が俺の母親だったらとなる、この場合すみれさんとは無関係だ。
結局の所、母と見るか女性として見るかで気持ちの分岐点になるのではないだろうか。
漫画の母は女性として息子の気持ちを受け入れた。
漫画の母に恋をしたら好きなら、それでいいんじゃないだろうか、漫画の最後は告白して結ばれて終わりだ。
あとがきを見る、この本は読者の意識に反応して読者が心地良く読めるように物語が変わります、どうか皆様に気分の良い読書を願って。
ふっふふ、思わず笑う気分は良い。
そろそろ眠い気がする本をしまう。
ん、我ながら激動の1日、転生して次元学に驚いて、何でも出来そうだし何をしようか考えるだけでも楽しい今日は寝よう、過去の習慣で空は眠った。
●
朝起きると、トイレに行ってないなと疑問に思う。
画面が現れ分体の事が詳しく書いてある、つまり排泄はしても、しなくてもよく、寝ようとすれば眠くなり食べようとすると見た食事量でお腹が空く。
なるほど、そういえば本体と思っていた最初の分体も放置してるし、この2番目の分体もそれぐらいの機能があるのか、体が汚れないとか便利だなと思いつつトイレに入ってみる。
壁に穴が開いている、ここにするの?
とりあえず壁に向ってしてみる。
目が丸くなる、排泄した液体が球体になり空気に溜まり浮いている、フヨフヨ浮いた球体は壁に消えていった。
好奇心が刺激される、大はと思いパンツを下ろすと急に身体が浮く、座っている感触があり背中の角度は自由にできるようだ。
大をしてみると透明な棒が延びてきて、お尻に触れる感触は水だ、水が大を包み臭いがしない、そのまま壁に運ばれていく、お尻は水の棒が一撫でしていくと綺麗だ、お尻は濡れてもいない。
立ち上がると床に自然と着地する、好奇心は満たされた凄かった。
部屋の戻ってソファーに座る、あいかわらずモフモフで思わず撫でる癖になる滑かさだ。
画面を見て本体の事を調べていく、空間そのものの存在が本体、完全な不老不死、存在は空間力で満ちている何もしなくても存在を保てる、本体の分体は最初の自分、今の身体は分体の分体、全ての分体は何でも変更可能、ん~本体の事で何かする事はないみたいだ、分体の事だけ気にすればいいみたい、これなら今までの人生と同じような感覚で良さそうだ。
「空君~ご飯だぞぉ~一緒に食べようー。」
すみれさんの声だけが聞こえてくる。
「今行きますね。」
「場所は同じだよー」
画面を見ながら転移開始『決定。』
「転移完了します。」
今回は席に直接転移した、目の前には小型船が運航してお寿司を運んでいた。
すみれさんを見るとドッキとした。
すみれさんは水着姿で布の面積が小さい、一瞬包帯と思うような際どさがある、すっごい見てしまう。
かえで君も水着のようだ、視界の片隅に映る。
今日は髪型をツインテールにしている、すみれさんが髪をフワフワ揺らしながら楽しそうに話しかけてくる。
「空君のDNA情報を元にした分体すぅごく楽しめる、ついつい夢中になってプールで今まで遊んじゃった~。」
「それは良っかたです、食事が済んだら一緒に遊びませんか?」
「うん、いいよ~。」
お寿司の美味しさも溶けていく食感も頭の中を通り過ぎていく。
考えている事はどうやって、かえで君を離し、すみれさんと2人で遊ぶかである。