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連鎖

作者: 一角黒馬

フィクションです。

30代になって、中学時代、私が暴行を加えた小学生が、私と同じような事をして、施設に入っていた事を知った。

なぜ今更、しかも、こんな離れた土地で、あの子の話を聞く事になったのだろう。

ニュースにでもなったのだろうか。

だとしても、遅すぎやしないか。

長い間施設にいなければならない程の事をするとは思えないが。

私に大した異常が見られなかっただけかもしれないが、小学生を殴る、蹴る、切るなんて事をした私だって、数か月で済んだ。

あの子が非行に走った原因が私であるのなら、それはとても申し訳無いし、あの子が傷を付けた子が、また同じ事をしてしまうかもしれない。

親から虐待を受けた人が、大きくなって、自分の子に虐待をしてしまうように、非行も連鎖してしまうかもしれない。

何度目の後悔だ。

最初の一人を傷付けなければ。

全て、私のせいなんだ。

人を傷付けたい衝動に悩んでいた昔の私を、殺したい。

自らを殺せば、誰も傷付かないでしょう。

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