So that let me entrust
爆風の中で俺は昔のことを思い出していた。
わ
俺があちらの異世界に飛ばされた時初めて出会った相手は人間でさえなかった。
仮に呼ぶとしたら彼女…
雌型の水とでも呼べばいいだろうか…
彼女は俺にたくさんのものを託してくれた。
贖罪の意味も込もっていたのかもしれないが、俺は気にしない
彼女の過去になにがあろうと、俺を救って生きる術を授けてくれたのは彼女で感謝こそあれ負の感情はもっていない。
そんな彼女に託された物の一つ
『白銀の鎧』
白というよりも鈍く輝く対魔導処理された銀で作られた全身装甲
一般的な西洋甲冑を想像してもらえれば構わないが、体の至る所にガラスラインの様なものが通っており、時折青く点滅している。
巨人の一撃を耐え抜き、雷撃を受け止め、業火を振り払い、氷刃を薙ぎ払う
それでもなお傷一つつかない最強の鎧
彼…騎士斗の体にはそんな鎧が展開されていた
「この世界に戻ってきてからは初めてだな…」
人型は消え去った。
その爆風さえ、鎧で耐え抜いた
最後はギリギリで展開する羽目になったが、結果としては上々だろう。
俺はアロンダイトをペンダントに戻し、『広域探索魔法』をかける
こちらに一直線に向かってくる六人分の魔力を確認
俺は本物の装飾甲冑のように完全に停止しながら六人を待つ
敵ならば殲滅するために
味方ならば聞くために
…あの人型のことを。
そして、世界の魔術学の有様について




