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湖の魔導騎士と現代魔法の旋律  作者: ふふふ
Lancelot days take a rest
10/10

Try not to make waves

話が進みません


すいません

俺は王宮内部英王の間に向かい足を進めていた。


正面から歩みを進める一人の男


彼の名はガウェイン・ペンドラゴン

[円卓の騎士序列二位]

王とは親戚であり、誰よりも忠誠を誓う円卓の中でもトップに君臨する存在である。

金と銀で出来た鎧を身にまとい、金の髪と瞳を備えた眉目秀麗な一人の男性

腰に携えるは王の身を守り続けた[カリバーン]

金の剣でありながら宝石をふんだんにあしらいつつもその純粋な美しさを失わない一振りの宝剣


だが、今日は眉目秀麗な顔を怒り染めていた


「俺は決して貴様を認めんぞ!!」


ガウェインは大声で叫ぶ


「貴様のような素性もわからず王の膝元におるなど言語道断!!」


「そんなこといわれても…」


「貴様のようなピエロ紛いは王になど相応しくない!!」


「はいはい、わかりましたよ貴族様」


「そのようなことを言っているのではない‼︎

仮名など関係ない!!王を守れるのであればそれでいい…

しかし、貴様は頑なに自らの力を隠す!!

そこが気に食わんし、信用ならん!!

…我が王を傷つけてみろ。貴様の首どころでは済まぬぞ?」


「うるせぇよ、てめぇの思っているようなことは起らないから安心しとけ」


「どうだがな…」


彼は背を向けて歩いていく

彼には何度も決闘を挑まれているが俺はまだ行っていない

あいつがいい奴で誰よりも王に忠誠を誓っていることはよくわかっているものの、俺は剣を振るべきではないと考えている


「末席如きが…」


最後にそんな呟きが聞こえた。



「気にしてやらんでくれなー」


振り返るとそこにいるのは[円卓の騎士序列四位]パーシヴァル・アレルエルフが立っていた


彼の容姿はガウェインほどではないが美しく、金の髪を短く切り、細い切れ長の眼元からはルビーのような紅い瞳が見え隠れしている

彼の武器は剣ではなく複雑なので割愛するが、王から聖杯探索についての一切を一任されるほどの信頼を得ており、ガウェインと同じく世帯持ちで、パーシヴァルには二人の娘と、一人の息子がいるが皆母のアーセス似でパーシヴァルの要素というばその紅の瞳だけであろうか…。


「あいつは無駄なもんまで背追い込んでるっていうのもあるが、何よりはお前に対する嫉妬だろうよー」


「嫉妬?」


「あぁ、小さい頃から可愛がって育ててきた姫様をひょっと出の騎士様に取られちゃ立場ないでしょー」


「そういうもんか?」


「ろんもちー」


顔文字の炸裂しそうな顔で言ってくる


本当に[円卓の騎士序列四位]なのかいまだに俺の中では謎である…。


「ほんじゃま、がんばってねー( ´ ▽ ` )ノ」


フラフラと体を揺らしながら歩いていくパーシヴァル


相変わらず掴みにくい男だか、いい奴には違いないのはわかる


おれもあまり気にするべきではないかもな…


パーシヴァルとガウェインが歩いて行った方とは逆に俺は歩みを進めた






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