はじまり、、、
これは、暇潰しにやったネットから、始まった、、、たったひとつの恋物語…
うちを好きになってくれて、ありがとう。
この日も、私…「じゅん」は、
最近みつけた、ひとつの暇潰しアプリをやっていた。
「暇だょーぅ…おーさかの人おらんかな?」
「よしっ、送信かんりょーっとっ♪」
このアプリは、世界中の人と、メールが、出来るアプリで、自分が送ったメールが世界中の人たちに届いて、その中の一部の人が、自分宛に、返事をくれると言うアプリ…
たまたま、ある日そのアプリを見つけてから、利用していた、、、。
その日も、いつもとかわりなく数人の人が返事をしてくれた。
ひとまず、私は返事をしてくれたみんなに、返事を返した。
その中の一人マートンこと、まさと言う人と私は話しが弾み、メールをしていた。
すると…
「俺…ほんまにじゅんの事が好きや。」
と言われた。
どうやら、好きになったから、付き合ってほしいと言う内容らしい…
私は、別におどろかなかった。
ネットで、こくってくる人なんか、いっぱいいたから。
やっぱり、この人もまわりのやつと変わらない。どうせ、仲良くなったら裸姿が見たいとか言ってくるんでしょ?
もう、いいや。
付き合うだけ、付き合っとこ…
一応、「私なんかで、いいの?…」と言ってみた。
そしたら、いいと言った。
だから、私は付き合う事にしてみた。
これから恋が始まることも知らずに…
彼は言った、「約束ひとつしてくれないか?急にいなくなるのは、絶対にやめてほしい。」なんだ、そんなことか…
うちは、心の中で思った。
大丈夫だょ、絶対最後にいなくなるのは、まさの方なんだから…
ネットで、写真送ってと頼まれて、送らなかったら今まで、さんざん好きとか言ってきたやつも急に無視するようになる。
写真が、見れないと分かったその瞬間から…
だから私は思っていた。
男なんてみんなそう。
欲を満たしたいだけ、女なら誰でもよくて、そーゆー目でしか見てないんだから。
でも、私は「急に居なくなったり、しないよ?」と送った 。
そしたら、「やっぱお前を好きになって良かった。」と言われた。
私は、その時心の中のどこかで思った。
もしかしたら、この人は、他のやつなんかとは、違うんじゃないか。
ちゃんと、私のこと…
もしもしかしたら、その時から小さな恋物語は…
始まっていたのかもしれない、
叶うことのない恋が…
いつもまさは、面白くて、でもちゃんと背中押してくれて、冗談ばっかり言ってるけど、私の事ちゃんと考えてくれていた。