第9章 展開
第9章 展開
第1話 想作
この話は、全て想作となります。
もし、僕が受精卵から陥入までの動作を記述するとしたら?
と、考えて見ました。
仮想コーディングするのは、DNA上へです。
その為に、いくつかの前提条件が必要になります。
その条件は、発見されていないものかもしれません。
しかし「細胞になら出来る」と考えた事だけを前提条件にしたいと思います。
前提条件
① ノンコーディングRNA(発見済)…N-RNAと呼ぶ事にします。
② 受精卵には、エネルギーの源が存在する…B-ENGと呼ぶ事にします。
それでは、 コーディングのための設計に入ります。
① 受精卵に、番号を振ります。
この時、受精卵は1個なので、番号は1です。
書きこみ先は、N-RNAを使用します。
N-RNAは、4進数を表記する事が可能です。
② 分裂終了時に、冬眠コードが起動するように仕掛けておきます。
この冬眠コードは、DNAに既にコーディングされていると思います。
ですが、今回は、試行(思考)実験なので、僕がコーディングします。
③ 細胞分裂を1回した時に番号を1つ加算します。
更に、分裂した方向を別のN-RNAに書きこみます。
細胞分裂は、細胞1個に対し2個にしか分裂しないので、左右または
上下他にあっても、ON(1)かOFF(0)の情報のみ持ちます。
この時、B-ENGは細胞を分裂させるためにエネルギーを使用すると思います。
残余を細胞分裂後の細胞に同量与えます。
④ 細胞分裂が終わった事を確認します。
この確認方法は、未調査なので確定した事は書けません。
ですが、細胞分裂する回数が1番有力だと思っています。
他の方法も考えられますが、この方法がもっとも情報コストが低いと考えます。
(つまり、誤動作しにくい)
この時、条件があります。
B-ENGが枯渇していない事、または、外部からエネルギーを補充出来る事です。
エネルギーが無くなれば、次の動作に移る事ができません。
ここから、冬眠コードが起動します。
① 全ての細胞にN方向に向けて認識物の分泌を命令します。
Nは、8~12ぐらいが適当と思いますが、確定はできません。
② 全ての細胞に分泌された認識物の認識を命令します。
③ この時、表層細胞は、偏った方向からしか分泌物を認識できません。
内側の細胞は、全方向から分泌物の認識ができます。
ここで、細胞は自分が表層なのか、内部なのか知る事が出来ます。
④ この段階では、全ての表層細胞が同じものです。
任意の1細胞が陥入を始めます。
(重力の影響があるので、任意ではないかもしれません)
陥入を始めた、1細胞は、他の全ての細胞に陥入の抑制命令を伝達します。
そして、対極の細胞にもう1つの陥入命令を発動します。
細胞分裂の順番と方向のN-RNAを利用すれば、対極を探すのは、時間だけの
問題になります。(もしかすると重力を利用しているのかもしれません)
残念ながらDNAへの記述言語が分からないので、コーディングまで行けませんでした。
安全性を重視しなければ、もっと短いコードで済むかもしれません。
以上で、想作モードを終わります。
第2話 発見
第1話で、空想?妄想?を書きました。
その後、ネット上で調べ事をしました。
発見が2つありました。
1つは事象で、1つは、情報(知識)です。
事象は、第1話を書くまで検索に引っ掛からなかった事が、あたかも
「君、間違っているよ」とでも言うように、検索結果として、画面に現れた事です。
第1話で述べた事の大半は、的外れのようです。
唯一、誰が陥入命令を出しているのかは、分かりませんでした。
ここに、こう書いた事で、次の検索では、その事が分かるかもしれません。
以前から、こういう事が度々ありました。
知りたい事を検索すると、ヒットしない。
自分で考えて見る。
そして、ある程度納得の行く説明が自分自身で得られる。
ネットで再検索してみる。
すると、僕の推論と違う結論が見つかる。
または、僕の推論以上の情報が見つかる。
これは、何者かが、意図している事なのでしょうか?
いえ、自分で考えた事によって検索の「質」が上がったのだと思います。
ここで、教訓です。
「分からなかったならば、自分で考えて見る。
嘘でもいいから考えて見る。
そして、調べる。あるいは、聞く」
この手段が自分の知りたい事を得る「上質」の手段だと思います。
さて、もう一つの情報(知識)です。
細胞分裂が完了すると、胞胚という形態をとるそうです。
つまり、全ての細胞が表層細胞となり内側に空間を作るそうです。
この時、全ての細胞は分化を始めていないそうです。
受精卵が細胞分裂を始めてから、胞胚という形態をとる間に、
桑実胚期があるそうです。
細胞が16分割されるまでは、桑実胚期だそうです。
しかし、32分割された段階では、桑実胚期と胞胚期の区別は、曖昧だそうです。
内側に出来た空間の中身を、卵割腔と呼ぶそうです。
そして、この卵割腔は動物種によって形態が異なるそうです。
鶏の卵の黄身がこの卵割腔のようです。
哺乳類では、胚盤胞が形成されるそうです。
2種類の細胞で形成されるそうです。
① 内細胞塊(胚結節とも呼ばれるそうです)
② 栄養膜
そして、人の胚盤胞は、70~100個の細胞で出来るそうです。
ES細胞は、この細胞の事だそうです。(おそらく、内細胞塊だと思います)
第3話 小宇宙
ここまで、概略を調べて見ましたが、生命体を考えると、まるで
小宇宙の様です。
無限の可能性を秘めているように感じます。
僕自身の身体もこの恩恵に与かっていると考えると、少し自信が出て来ます。
「少しくらいの病で、気落ちする必要はない」と思えます。
そして、「心」も「身体」も自然に委ねる事が大切なのではないか?
とも、思えます。
しかしながら、この「委ねる」という事が出来ません。
委ね方も分かりません。
物質欲も捨てる事が出来ません。
最低でも、生命活動に必要な物質(食糧)は必要です。
そして「疑問」も捨てる事が出来ません。
僕にとっての原動力は、物質よりも「疑問」に由来するものの方が大きく
感じられます。
第4話 展開
次章から何について書く事が、僕にとって良薬なのか?
考えて見ました。
① 生物に関する事の調査の続行
② 因子分解について
③ 社会について
④ アルコール依存症について
①は、このままでは中途半端ですし、新しい発見(僕にとっての)が、
あるかもしれません。
②は、この事について納得するか、諦めるまで考えないと睡眠不足に
なりそうです。
結果として、何かが得られれば最高の薬になりそうです。
そうでなくとも、睡眠不足の解消にはなりそうです。
③は、突飛ですが、日本史を探ってみたいと思います。
支配階級から見た日本史と、その時庶民(特に農民)が何を思っていたのか?
ほとんど、推測になると思いますが、僕だったらという設定で考えたいと
思います。
これは、数日前、農婦に関する本を読んだ事が契機になりました。
④は、短編で経験談など書きたいと思っています。
読者の方には、呆れられたり、見捨てられるかもしれません。
ですが、今の僕に大切なのは、頭の中を空っぽにする事です。
出来るだけ「???」を頭の外に放り出したいと思っています。