第6章 表現
第6章 表現
第1話 他の科学
生物学を考察するために、何らかの定式化された手法を用いたいと考えています。
物理学では、数学を利用して大きな成果を上げているように感じます。
しかしながら、生物学には、それが見当たりません。
例えば、座標や次元の概念を生物学に適用させようとしても、
うまく適用できそうにありません。
生命の組成元素が何%とかのマクロ的な定量化はできそうです。
ですが、それはあまり意味を持ちそうにありません。
そして、気付きました。
ネット上でいろいろ調べていると、「質」という語が頻繁に現れます。
数年前までは、「質」に焦点を当てた文章(説明とかの)が少なかったように感じます。
世の流れとして、物質の持つ見える部分だけでなく、見えない部分にも焦点を
当て始めているのでしょうか?
僕自身が、世の流れに追いついていなかったのでしょうか?
本当に、世の流れが「質」(見えないもの)に焦点を当て始めたのなら嬉しい事だと思います。
そして、見えないものの表現方法が確立されれば、物質本位の世界が変わる可能性があります。
すいません。
僕は、錯誤に陥っていたのかもしれません。
「見えるか?」「見えないか?」は、人の持つ視覚的なものではありませんでした。
例えば、「X線」は目に見えません。
ここで、「見えるもの」の定義をしたいと思います。
① 定量的に測定できるもの
② 測定する対象は、部分である事
これで、充分な定義になっているとは、思えません。
何故ならば、部分は、更に部分へと分解できる可能性があるからです。
しかしながら、僕には、現段階ではこのように定義する事のみしか出来ません。
必要なのは、出来る限り、部分を因子へと分解する事だと思います。
何故、測定対象が部分である事が必要かは、次の理由によります。
第2章で述べた「創発」によります。
「部分の質の総和以外のもの(質)が、全体に現れる」
つまり、「全体の測定は、部分の測定に成り得ない」と、言う事です。
部分の測定によって得られた結果から、全体へと現れる「質」を考察する事が、
重要であると考えます。
「創発」を当然の事として受け止めると、行き詰まりが来ると考えます。
「見えないもの」は、取り敢えず未定義です。
「見えるもの」でないものと、定義する事も可能かもしれません。
しかしながら、それには違和感を覚えるのです。
僕自身の都合ですが、僕の基本的な考え方を次章から「前書き」に載せて行こうと
思います。
第2話 因子
20世紀は、物理学の最盛期だったと認識しています。
今が衰亡期だと言っているのではありません。
現代は、世の興味の対象が物理から情報へと移っているように認識しています。
20世紀にも情報量という概念がありました。
エントロピーの概念などは、その代表だと思います。
しかしながら、概念は測定できません。
つまり、情報は「見えるもの」に属しません。
そして、情報量の大きさは、1つの因子が持つ大きさではないと思います。
因子の種類の組み合わせからくる数量が情報量として、現出するものだと
考えています。
回帰分析などの統計学があります。
これは、分析する因子を特定できないと、意味を持たない結果を産み出すと
考えています。
これは、統計学そのものを否定しているのではありません。
統計から出た結果の信頼性の尺度として、考えたいと思っています。
統計の根源は、因子分析にあると考えています。
※この小説とした僕の文章は、正直に言うと、僕の考えの整理になっています。
文章にしないと、僕の中で「疑問」が「考察」を覆い尽くしてしまいます。
つまり、頭の中で「???」のみが空回りします。
僕自身だけのノートを作っても、結果は同じになりました。
ノートが「???」だけで、埋め付くされてしまうのです。
何らかの「縛り」が必要だと思うようになりました。
見つけたのが、このサイトでした。
つまり、僕自身のための投稿になります。
自己満足=「心」への薬になります。
読者の方には、あらかじめ、謝罪しておきます。
「すいません」
また、僕の考えた事は、既に世の常識なのかもしれません。
しかし、その事は僕自身にとって重要性を持ちません。
知りたい事が、僕自身から導き出されても、調べた結果でも、
同じ効果を僕に齎します。
僕にとって重要なのは、疑問の数を減らす事らしいです。
第3話 凹図形
凸図形(閉じている多角形)の対角線は、凸図形の外側を通りません。
対して、凹図形の対角線(対角線とは呼ばないかもしれません)は、
外側を通るものが出来ます。
凹んだ頂点に隣接する頂点を結ぶとその線分は、凹図形の外側を通ります。
この1点だけで、凹んだ頂点は、他の頂点と異なる「質」を持つ事になります。
これは、4つ以上の頂点を持つ全ての多角形で成立します。
元の凸図形の頂点を「質1」と呼びたいと思います。
凹んだ頂点を「質2」と呼びたいと思います。
5つ以上の頂点を持つ多角形で別の頂点を凹ませると、次の事が起こります。
① 凸図形に戻る。
(1)頂点を結ぶ順番を繋ぎ換えて戻る。
(2)頂点を結ぶ順番を繋ぎ換えないで戻る。
② 1点目の凹みが「質1」に戻り、2点目の凹みが「質2」になる。
③ 変化が起こらない。
これ以上書き連ねると、相当数のページを食べてしまうので止めて置きます。
言いたい事は「凸図形を2点凹ませただけで、これだけの変化が起こる」
と、言う事です。
もう1つ、述べたい事があります。
「交点を持つ2つの線分と、持たない2つの線分は質が異なる」
と、言う事です。
しかしながら、明確な根拠を示す事が残念ながら出来ません。
そして、それが何を意味しているのかも分かりません。
数学のミレニアム問題にNP問題というものがあります。
その問題に属する「巡回セールスマン問題」というものがあります。
この巡回セールスマン問題を解く過程で得た副産物が、上記の線分の質です。
そして、今、ネットを検索したならばNP問題の説明情報が膨れ上がっていました。
3年くらい前のネット検索では、NP問題の項目にそれほど多くの情報はありませんでした。
この事が何を意味しているのかも、分かりません。
ただ、「僕がNP問題や巡回セールスマン問題そのものに、興味が無くなった」
とだけは言えます。
この問題は、25年くらい取り組んでいました。
そして、区切りを付ける事が出来ました。
職(収入を得る手段)として取り組んでいたわけでは、ありませんでした。
ただ、僕の「生涯の課題」だと思っていました。
僕の「心」を潤す課題でした。
ところが、区切りが付いてしまい、僕の「心」は、宙に浮いてしまいました。
今、宙に浮いた「心」を元に戻そうと努力しています。
第4話 陥入
受精卵が、成長?する過程で「胚葉の分化」が起こるそうです。
① 細胞分裂が起こる。
② 外側に1層の細胞群が出来る。(表層と仮称しておきます)
③ 表層の一部が陥入する。
そして、次の3種類の胚葉を構成するそうです。
(1)外胚葉(外側に残る表層)…主に表皮と神経が形成される
(2)内胚葉(内側に陥入する表層)…消化管が形成される
(3)中胚葉(表層の内側に存在する細胞群と隙間)…筋肉、血管系、体腔(隙間)が形成される
ここで、凹図形と陥入を関連付けて見ました。
最初の問題がありました。
それは、凹図形が平面であり、細胞群が立体である事でした。
そして、気付いたのが、細胞群を数学的な3次元座標で表現する事は、無意味なのではないか?
と、言う事です。
集合体として、細胞群を考える必要があるのではないか?
結論は、残念ながら出せません。
(実は残念ではなく、嬉しいのですが)
第5話 骨
人体の骨を構成するタンパク質は、コラーゲンだそうです。
そして、コラーゲンを構成する主成分のアミノ酸は、グリシンだそうです。
グリシンは、20種類のアミノ酸の中で、もっとも単純な形を持つそうです。
タンパク質の話題は、ここから始めた方がいいのかもしれません。
未だ、遠い先のような気がしますが。
現段階で、詳細を調べる事が出来ないので簡単にしておきます。
硬骨は、コラーゲンにリン酸カルシウムを修飾したものらしいです。
軟骨は、コラーゲンと別のものの修飾で構成されるようです。
① 骨芽細胞…骨を作る細胞
② 破骨細胞…骨を再構築する細胞
人の成長期には、破骨細胞が活発に働く事が予想されます。
第6話 アミノ酸
コドンの組み合わせが1対1のアミノ酸のもう1種類についてです。
それは、メチオニン(AUG)というアミノ酸だそうです。
そして、このAUGは、開始コドンも意味するそうです。
まるで、詳細不明です。
第7話 章のまとめ
凹図形が引き起こす「質」と陥入が、現在の1番の興味です。
この関係について、考えようと思いましたが、
どうやら直接考える事は、無理なようです。
何を考えればよいのか?から考察したいと思います。
器官、細胞、遺伝子についても簡単な調査をしたいと思います。
何処にどのようなヒントが隠されているのか?
予測つきません。
陥入が、いい例だと思います。
まさか、僕自身の持ち物と生物学に接点があるとは、予測していませんでした。
もっとも、接点なのか否かは現段階では、明らかではありませんが。
ただ、接点である事を期待しています。
アルコール依存症へは、遥かに遠い道程のようです。
歩いて太陽まで行く事より、遠く感じます。
しかしながら、この「書く」という行為が、僕への最高の薬になっているようです。
保留項目一覧
優先レベル1
① 「創発」の源は、何なのか?
② DNAに対し「発現せよ」と命令するのは誰か?
最低でも、分化が行われる直前にいくつかの発現が必要だと思います。
器官が完成する前に発現が終了している必要があります。
③ 細胞⇒器官へと分化、成長させる原因子は何なのか?
優先レベル2
① 開始コドンについて
② DNAを介在させないでタンパク質(酵素も含む)を産生する事が可能か?
優先レベル外
① DNAの構造について
② 肝動脈と門脈から受け取る栄養の中身は何なのか?
③ 肝臓外に流れる血流に乗る細胞外基質は何なのか?
④ 胆管に流れる細胞外基質は胆汁だけなのか?
⑤ 肝細胞と小葉が内部的に行っている機能は何なのか?
⑥ 細胞内基質を細胞内に産生しているのではないか?