第58章 記述言語(3)
第58章 記述言語(3)
第1話 記述言語(5)
さて、それでは、第28章のルーチンを作成したいと思います。
その前に作成手順を決めたいと思います。
と、言うより僕が現役時代に採用していた手法となります。
① 設計
② コーディング
③ テスト
④ 保守
そして、①~④は、労力が必要になります。
その労力も次の3つに分類しました。
(a) 知的労力
(b) 肉体的労力
(c) 精神的労力
(a)は、個人の能力が、最も作業に影響します。
作業時間:これは、今現在行っている作業のみならず、後続作業にも影響します。
確実さ:システムの流れがスムーズである事が「美しい」と感じます。
そして、その美しさがシステム構築の1つのバロメータになります。
決定的なのは、システムの内部に自己矛盾を持たない事です。
保留解決:システム構築の時、ニーズによって保留問題が発生します。
この数量が増えると、作業進捗に大きく影響します。
(b)は、そのままです。(a)の影響が多いのですが、問題が起これば、徹夜必至です。
(c)は、根気や粘り強さです。これも(a)⇒(b)⇒(c)の関係です。
問題が多いと、精神的疲労⇒気持ちが折れる⇒疾患と繋がります。
ここで、①~④の僕の尺度から見た、労力の比率を述べたいと思います。
① 設計:知的労力70%、肉体的労力20%、精神的労力30%
② コーディング:知的労力5%、肉体的労力30%、精神的労力5%
③ テスト:知的労力5%、肉体的労力25%、精神的労力15%
④ 保守:知的労力20%、肉体的労力25%、精神的労力50%
知的労力と肉体的労力、精神的労力をそれぞれ合算すれば、100%になります。
単純に考えると、労力は①④③②の順位になります。
僕は、
①が完了すれば、システムの進捗率は50%。
②が完了すれば、システムの進捗率は60%。
③が完了すれば、システムの進捗率は75%。
④は、①②③の完成度に依存するので分かりませんが、最低でも25%の労力が必要と、
考えます。
①~③は、プロが手を抜かないで作業したと、仮定しています。
もちろん、異論のある方も居るでしょう。
上述は、あくまでも、僕の経験からの数値です。
① 設計も幾つかの過程に分けられます。
(a)データの収集
(b)機能の検討
(c)データと機能からのシステムの概要設計
(d)詳細設計
(a)データの収集は、出来る事ならリレーショナル・データベース化したいものです。
最悪でも、データの漏れ、データの関係矛盾は避けたいものです。
(b)機能の検討は、ニーズから産まれます。
クライアントが存在する場合、聞き取り調査が重要になります。
そして、(a)との関連も考慮しなければ、なりません。
(c)データと機能からシステムの概要設計は、(a)と(b)から検討します。
必要な要件は、次のものです。
・ハード
・OS
・記述言語
クライアントが存在する場合、これらが限定される可能性があります。
しかし、ほとんどのケースで、これらが問題になるのは、労力の10%未満です。
重要なのは、データと機能の組み合わせです。
特に、データのリンク関係が重要です。
これが、100%把握できていれば、機能の実現は、さほど難しくありません。
仮に、機能の実現が困難な時は、データの不備を疑う事が重要です。
もちろん、困難な理由が別にあるケースもあります。
(d)詳細設計は、(僕は)ほとんどしません。
基本的な考え方は「参照しない設計書は、作成しない」です。
大事なのは、次の2つだけと考えています。
・データ構造とリンクの記述と図
・機能の種別と流れ
余談になりますが、僕の手順では、 ②コーディングの時、③テストの70~80%を
同時に行っていました。
第2話 ペプチド(4)
・二次代謝について
生物自身が生合成するが、必ずしもその生物に不可欠ではない。
二次代謝産物は、低分子化合物である。
未だ、解明されていないのかもしれません。
・ペプチド結合について
アミド結合のうちアミノ酸同士が脱水縮合して形成される結合である。
調査項目に「アミド結合」を含めます。
脱水縮合は、以前に学びました。
・二重結合
二重結合は、通常2つの代わりに4つの結合電子が関与する、2元素間の化学結合である。
化学構造式では、二重結合は(=)として使われる。
二重結合は単結合よりも強い結合である。
つまり、共有結合の1種だと理解します。
三重結合というのも存在するようです。
その時は、6個の電子を使うのでしょう。
結合電子は、共有結合の時、関与する電子です。
・アミド結合
ペプチド結合と結合形成は同じです。
ペプチド結合との違いは、2つの化合物がアミノ酸同士ではない事です。
・非共有電子対
詳細な情報がありましたが、それは、原子核の話題まで飛ぶので、ここでは、
「共有結合の結果、残った電子」と、理解しておきます。
・炭素・窒素単結合
炭素と窒素による共有結合です。
窒素は、5価(個)の電荷を持ちます。
他の化合物と反応すると、非共有電子対を持つ事があります。
非共有電子対は、化合物に不安定さを齎すようです。
何故なら、対(2個)の電子は、クーロンの法則から反発し合うからです。
そこで、窒素は、この非共有電子対を用い他の化合物とも結合するようです。
それに対し、炭素は共有結合の時、非共有電子対を持たないので安定した化合物を、
産生するようです。




