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属する者  作者: 酒井順
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第49章 回路(11)

第49章 回路(11)


第1話 回路(10)


 当初に予定していた回路について、全く進展がありません。

サブタイトルや話題名を換えようかとも思いましたが、今さらなのでこのまま続行します。

進展しない理由は、2つあります。


① 僕の知識の薄さ

② 動的グラフについてのアイディアの突破口が見つからない事


 出来る事から進めたいと思います。


 今回は、シナプスの構成について学びたいと思います。

僕は考え違いをしているように思えて仕方がありません。

何処を間違えているのかを、確かめたいと思います。


いくら調べても間違いと違和感の解決が出来ません。

説明(情報)によると「軸索の個数」<「樹状突起の個数」となります。

何故なら、神経細胞ニュウロンには、軸索が1個しかなく、樹状突起が複数あるからです。

シナプスは、軸索と樹状突起が1対1でなければ、情報伝達が出来ないと考えています。


…………


 ようやく、らしきものを見つけました。

しかし、情報量が少なく根拠が薄いと思われます。

要情報補強ですが、先に進むために信じる事にします。


「1個の神経細胞の軸索は、主軸索は1本であるが、そこから軸索側枝が派生する。

そして、1個の神経細胞は、最大数千のシナプスを持つ」


第2話 脳機能局在論(6)


 一次運動野(M1)について学びます。

前運動野と共同して運動の計画、実行を行う。一次運動野にはベッツ細胞 (Betz cell) と呼ばれる

脊髄を下行する長い神経繊維を持った細胞が多く存在する。

この神経線維はアルファ運動ニューロンと呼ばれる筋肉に接続したニューロンとシナプス接続している。

「前運動野は行動の計画 (大脳基底核と共同して) と感覚情報に基づく運動の最適化

(これには小脳の働きが必要である) に関わっている」とされている。


 一次聴覚野は、完全な「周波数のマップ」を持っている。これをトノトピー・マップと呼ぶ。

この野は視覚野と同じように複数の領域を持っている。

しかし、人のこの領域の数、位置、構造はまだよく分かっていない。

ガンマ波 (20 から 40 Hz の脳波) は感覚的な出来事の知覚や、認識の処理の際に現れる。


※ 幻聴の時の周波数は、12.5から30 Hz の脳波を引き起こすようです。

ガンマ波と周波数帯が似ているようですが、詳細は不明のようです。

僕は、この幻聴に悩まされた事があります。


 前頭前皮質は、実行機能を持つとされています。

「この脳領域は複雑な認知行動の計画、人格の発現、適切な社会的行動の調節に関わっているとされている。

この脳領域の基本的な活動は、自身の内的ゴールに従って、考えや行動を編成することにあると考えられる。

 実行機能は対立する考えを区別する能力の他、現在の行動によってどのような未来の結果が、

生じるかを決定する能力、確定したゴールへの行動、成果の予測、行動に基づく期待、

社会的な"コントロール" 、衝動を抑制する能力に関係している」


 帯状回は、帯状皮質(CC)とも呼ばれる。

「帯状回は大脳辺縁系の各部位を結びつける役割を果たしており、感情の形成と処理、学習と

記憶に関わりを持つ部位である。また前部帯状回は、不適切な無意識的プライミングの抑制に必要な、

実効制御と関わりを持つことが知られている。また呼吸器系の調整とも関わりを持つ」


 明確な解明はされていない印象を受けます。

納得感のある学びというより、後日のためのメモというところでしょうか。


 気になるのが、ガンマ波と幻聴の関係です。


第3話 動的グラフ(4)


 少し、頭の中を整理するために記述したいと思います。

最終目的は「グラフG:(V1,V2,,,Vn、E1,E2,,,En)を如何に説明するか」です。

グラフGという表現が、正確なのかすら分かりません。


 三角形を考えて見ます。

頂点は、3つあります。

辺も、3つあります。


 この時、頂点の種別が20種類あるとします。

辺は、1種類とします。(辺の種類を増やすと混乱が増すばかりです)


 いくつの種類の三角形が出来るのでしょうか?

20×19×18で正しいでしょうか?

気が付いたのですが、これは組み合わせの問題ですね。

実は「組み合わせ」は、苦手なのです。


 ネットで学んで来ます。


 2種類あるようです。

命題は「n個の種類からm個のものを取り出す時の、組み合わせの総数を求める」

と、いう事らしいです。


① 重複を持たない組合せ:組み合わせの中に同じ種類のものを許さない。

② 重複組合せ:組み合わせの中に同じ種類のものを許す。


①の時の式は、nCm=n!/m!(n-m)!

②の時の式は、nHm=(n+m-1)!/m!(n-1)!

となるようです。


 僕の知識の無さに改めて気付きました。

「20×19×18」は、誤りでした。

①の時、20!/3!(20-3)!=20×19×18/3×2=1,140通り

②の時、(20+3-1)!/3!(20-1)!=22×21×20/3×2=1,540通り

となるようです。


 進歩というより、目的を少し撫でたくらいでしょうか?


ついでなので、順列も学んでおきます。

これは、①重複を持たない組合せに、要素の並ぶ順番を加味したものです。


 式は、nPm=n!/(n-m)!となります。

ちなみに、20P3=20!/(20-3)!=20!/17!=20×19×18=6,840通り

となります。


 ①重複を持たない組合せの通り数より大きい通り数になるのは、

組み合わせとしては同じでも、そこに並ぶ順番の意味付けがされるからです。


 もしかすると、突破口というか、何を求めていたのかが分かったのかもしれません。

「n、mが集合の時、どのような説明式になるのか」

あるいは、

「n、mが集合の時、どのようなグラフになるのか」

を探していたのかもしれません。


 布団に入ったら、考えて見ます。


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