第45章 回路(7)
第45章 回路(7)
第1話 回路(6)
前章で「同じ回路を何回も繰り返して経由し、シナプス間に情報伝達すると電位は上がる」
と、可能性を述べましたが、活動電位の基本的な働きでは、それはないようです。
僕は、1つ思い違いをしていたのかもしれません。
「いくつかのK+漏洩チャネルは開いている」
これは、細胞内から外へK+イオンが移動しているのではないでしょうか?
イオンチャネルは、いくつかあります。
これの理解を深める事が必須と思われます。
K+イオンとNa+イオンの電位について調べて見ました。
明確な情報は得られませんでした。
関係のありそうな事は、イオン化エネルギーです。
イオン化する時に持つ、位置エネルギーが電位と関係しているのかもしれません。
調査を続行します。
ちなみに、Kの元素番号は19、Naの元素番号は11です。
1つ疑問が出て来ました。
シナプス=エッジとして考えたいと思います。
神経細胞=ノードとして考えたいと思います。
今までの学びから、
軸索:神経細胞に1つ存在する。
樹状突起:神経細胞に複数存在する。
そして、シナプス前細胞(軸索)からシナプス後細胞(樹状突起)に情報は伝達される。
と、理解していました。
神経細胞が、新たにシナプスを形成する時、どのように形成されるのでしょうか?
シナプスについての学びが浅かった事を痛感させられました。
もっと学ぶ必要があると考えます。
今、僕の頭の中のイメージは「軸索と樹状突起は、1対1関係にあるのではないか?」です。
さて、活動電位についての学びを続けたいと思います。
静止電位についての補足です。
(以前に学んだ記憶がありますが)
この状態では、細胞外の電位を0とした時、細胞内の電位は、−70mVだそうです。
濃度勾配の形成について調べました。
濃度勾配は、イオンの移動の推進力になりました。
細胞膜上に散らばって存在するNa+,K+ポンプにより、イオンの能動輸送が行われるようです。
このポンプは、三つのNa+を細胞外に排出する際、同時に二つのK+を細胞内に取り込むようです。
このことにより、Na+は細胞外に多く、K+は細胞内に多いようです。
「ネルンストの式」により、K+は約−90mV、Na+は約+45mVの値をとるようです。
「ネルンストの式」を学ぶ必要がありそうです。
静止電位の値を支配している大きな要因は、K+漏洩チャネルのようです。
細胞膜においてK+の透過性はNa+の透過性よりも75倍大きいそうです。
この事によって、細胞膜内の静止電位を維持させようとするようです。
そして、静止電位と同様、多くの神経の活動電位はNa+とK+の透過性に依存しているようです。
第2話 脳機能局在論(2)
初期知覚領野の「視覚」について学びたいと思います。
眼球の奥にある網膜で起きた信号が、後頭葉にある一次視覚野に届くまでを学びます。
視覚的情報は網膜でとらえられた後、視神経、視交叉、視索と経て、視床の外側膝状体で中継され、
視放線を経て後頭葉にある一次視覚野に伝えられる。
人の場合、右視野からは左半球に、左視野からは右半球に投射される。
これを半交叉というようです。
この事により、視差を認識し、立体感を得られるそうです。
レチノトピーという言葉が出て来ました。
現段階で、僕がこれを理解する事は、困難なようです。
学びを深めてから記述したいと思います。
結論として、上記の経路を辿った結果から得られる情報は、視差によるものだけのようです。
その立体情報をどのように「感じるのか?」は、
レチノトピーを学んだ後に答えが待っているようです。
その答えが、僕の望むものである事を願います。
僕が、以前に述べた「直接的な距離測定を行っているのではないか?」
についての情報はありませんでした。
これは、僕の空想か、錯覚なのでしょうか?
クオリアが実在するのならば、それは僕だけの質感なのでしょうか?
第3話 ブロードマンの脳地図(2)
第2話の一次視覚野は、17番になるそうです。
レチノトピーと共に視覚野についても学ぶ必要があるようです。
4番は、中心前回または、一次運動野のようです。
前章で「1~3番は中心後回である」と、記述しました。
中心前回と中心後回は、脳回の1種のようです。
僕の理解(解釈)を述べます。
「大脳皮質には、皺がある。この表面には凸凹がある。凸を脳回という。凹を脳溝という」
人の脳は、この凸凹が一般化された部位があるため、脳地図の作成が可能のようです。
但し、局部的に見ると個人差が大きいようです。
結論として、脳回が野となり、脳溝が野の仕切りとなるようです。
(僕の理解が正しいとして、先に進みたいと思います。
誤りに気付いたならば、随時訂正したいと思います)
この話題では、ブロードマンの脳地図の番号を特定する事を主としたいので、
一次運動野については、脳機能局在論の話題とさせてください。
第4話 大脳基底核(2)
今章では、解剖学的区分について学びたいと思います。
① 線条体:大脳皮質および視床からの入力部である。
② 視床下核:①と同じ
③ 淡蒼球:淡蒼球内節は、視床への出力部である。淡蒼球外節は間接路が通る介在部である。
④ 黒質:黒質網様部は、視床への出力部である。
黒質緻密部はドーパミン作動性ニューロンを多く含んでおり、
線条体に投射する修飾的な回路要素である。
⑤ マイネルト基底核:コリン作動性ニューロンが多く存在する。
大脳基底核の全てが①~⑤だけで構成されていると、断言できません。
また、何を意味しているのか理解できないものが、多々あります。
取り敢えず、①~⑤をベースとして先に進みたいと思います。
第5話 章の最後に
学ぶ事のあまりの多さに驚きと喜びがあります。
1つ納得感を得られれば、1つの幸福感を得られます。
現在、ニューラルネットワーク・コンピュータについて興味があります。
しかし、その方向に歩む事は出来ません。
理由は、現在学んでいる事について、僕の知識があまりに貧弱なためです。
現在の直感では、
「脳に出来て、コンピュータに出来ない事がある。そして、その反対もある」
となります。
疑問も全てが解決されたわけでは、ありません。
「宇宙の構成は、何故こんなに均一に不均一なのだろうか?」
という事も疑問の一つです。
しかし、それは今、学んでいる事をマスターあるいは納得してから考えたいと思います。




