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属する者  作者: 酒井順
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第41章 回路(3)

第41章 回路(3)


第1話 前提


 くどいようですが、下記の記述は科学を否定や批判するものではありません。


 学ぶためには、学ぶ対象の情報の信頼度を知る必要があると思っています。

自然科学の法則を追求する時、多数決は意味を持たないと思います。

しかし、情報の信頼度を測る手段を僕は持っていません。

 唯一のバロメータは、納得感です。

僕の知識の内部で不整合が起きなければ、笑って生きる事が出来ます。

 しかし、一旦、疑問が走ると納得感が消失し、不整合が起きます。

これは、多くが僕の知識の足りなさによるものですが、時々そうでないものもあります。

 「学ぶ」「調べる」「考察する」のどの方法でも、納得感が生まれれば僕は幸せです。

しかし、現実にこの納得感を得る事は困難です。

納得感を得る回数よりも、疑問を持つ回数の方が多いのです。

そして、1つの納得感を得ようとすると、本来の目的から離れて行く事があります。


 今の僕は、納得感よりも目的を優先させるようにしています。

そして、納得感を得る事よりも「納得感を得る努力をしている事」に喜びを見つけようと

しています。


 さて、現代の科学には、前提が存在するのでしょうか?

時々「経験則により」という言葉を見掛けます。

 例えば、重力がある事を知っています。

しかしながら、重力子の未発見など、実証されているものが多くないように感じます。


 現代の科学の「確からしさの基準」が、何処にあるのか知りたいのです。

それを知る事が出来れば、信頼度=納得感を隠す事が出来るのかもしれません。


第2話 回路(2)


 記述内容が「回路」と「神経グラフ」間で交差してしまいます(いえ、していました)。

これからは、

回路:感覚や思考の可能性の神経回路、つまり空想(仮説までは行けないと思います)を

   主軸とした内容にしたいと思います。

神経グラフ:空想「回路」の材料を学んだり、調べたりした内容を記述したいと思います。


 では、早速。

身体の何処かが痛いとします。この箇所をAとします。

痛みを感じる部位が脳にあるとします。この箇所をBとします。


 ここで、問題が3つあります。


① AからBに「痛い」という種別の情報は、どのように伝達されるのでしょうか?

  「痛い」の他に痒いとか、熱いとかの感覚種別があります。

② どのくらい「痛い」のかをどのようにして伝達するのでしょうか?

③ Aの位置をどのようにして、伝達するのでしょうか?


「神経グラフ」にバトンタッチです。


第3話 神経グラフ(6)


 バトンタッチされても困ります。

化学シナプス・電気シナプス・イオンポンプが考えられます。と、いうかこれしか知りません。

どれを使用するのでしょうか?


 調べて見ます。

第2話の①について、感覚種の感覚点というものがあるようです。

冷点、温点、触点、痛点など感覚点が種類別に、皮膚や粘膜に存在するようです。

特に、痛点に存在密度は高いようです。

 つまり「痛い」と感じるのは、この痛点を刺激された事によるもののようです。


 侵害受容器というものが、存在するようです。

この受容器は、刺激されると、それを電気信号に換える変換器の役割を行うようです。

つまり、刺激が起動電位となり、電気信号を発生させるようです。

(活動電位は未だ学びの途中ですが、それはあるとして先に進みたいと思います)


 また、侵害受容器は次の2つに区分されるようです。


① 感覚受容器:非神経性。痛点が関係してると思われる。

② 侵害受容器:神経性。痛点の関係は不明。


 これらは、受容体とは異なるもののようです。

そして、侵害受容器は、主として次の部位に存在するようです。


① 皮膚

② 角膜

③ 内臓(消化器官など)

④ 関節

など


 おそらく、これらは、非神経性のものと考えられます。


「侵害受容器は、1次侵害受容ニューロン(DRG)の末梢終末の髄鞘が消失した自由終末部である」

とされています。

これは、グラフで考えると木構造グラフのLeafであると考えられます。

そして、有向グラフを考える時、向きは、Leafが始点になるものと考えられます。

 一次侵害受容ニューロンでは、末梢終末から脊髄内終末へと伝わるようです。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

出典先が確定できないので、ホームページ・アドレスを載せたいと思います。


http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/anat-nociceptor.html


侵害受容に係わる1次感覚神経(1次求心性神経)

 侵害受容ニューロン:DRGに細胞体を持つ小さい偽単極細胞

 侵害受容線維:脊髄内と末梢に伸ばす侵害受容ニューロンの軸索突起

 侵害受容器:侵害受容線維のC線維とAδ線維の末梢終末の髄鞘が消失した自由終末

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 C線維とAδ線維によって、痛みの種別が決定されるようです。

そして、痒み、もこれに含まれるようです。


 トータルペインというものがあるそうです。

「トータルペイン」とは、4つの痛みの事をいうそうです。

近代ホスピスの創始者であるCecily Saundersが、末期がんの患者さんとかかわった経験から、

提唱したようです。


① 身体的痛み

・痛み

・他の身体症状

・日常生活動作の支障

② 精神的な痛み

・精神的な痛み

・不安

・いらだち

・孤独感

・恐れ

・うつ状態

・怒り

③ 社会的ないたみ

・仕事上の問題

・経済上の問題

・家庭内の問題

・人間関係

・遺産相続

④ スピリチュアルペイン

・人生の意味への問い

・価値体系の変化

・苦しみの意味

・罪の意識

・死の恐怖

・神の存在の追求

・生死観に対する悩み


 これらは、末期がんの方のみならず、多くの人が持っているものと思います。

痛みの種別までは、納得出来ましたが、その強弱については調べる事が出来ませんでした。

 自分以外の人の痛みの強弱を知る事は出来ません。

もしかすると、本人も強弱を知る事が出来ないのかもしれません。

何故ならば、比較するものがないからです。

そして、強弱を知る事が有益なのかも、分かりません。


 痛みの位置についても、調べる事が出来ませんでした。

痛みの位置を脳が知る手段は、いくつか考えられます。

しかし、自分自身でも、ピンポイントで何処が痛いのか分かりません。

 頭が痛い・胃が痛い・足が痛いなど、部位については知る事が可能かもしれません。

また、トータルペインのように人は常に何処か「痛い」のかもしれません。


第4話 遠心運動


 昨夜、布団に入ってから考えていました。

納得できる結論は出ませんでした。


 ヒントになるかは、わかりませんが、次のような事を考えて見ました。


 物質AとBがある。

AとBには、引力が働く。

A>Bとする。

AがBをある一定の時間以内に引き込む事が出来ない時、Bは遠心運動を行う。

遠心運動は、加速度運動になる。

引力は、円の接線方向に向かう。

結果として、遠心運動は、等速運動に見える。


 少なくとも、僕には「作用・反作用の法則」より納得出来ます。

理由は、

① Bの運動のエネルギー源が特定できる事

② 僕が直感的に考えられるエネルギーだけで説明できる事

です。


 問題は「一定の時間以内に引き込む事が出来ない時」です。

AとBの距離と質量差からこのような事が、可能なのか?分かりません。


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