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属する者  作者: 酒井順
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第39章 回路(1)

第39章 回路(1)


第1話 回路(1)


 感覚器官について前章まで、述べて来ました。

しかし、それは、僕の求める本質へと向かう事に対して、困難である事が分かって来ました。

感覚器官は、あくまでもセンサーとしての役割としてしか機能しません。


 情報を処理し、判断を下すのは、感覚器官以外の脳の部位です。

その部分の想定回路を考察してみたいと思います。


 未だ、具体的にどうのような取り組みになるのかは、決まっていません。

しかし、そのための必須条件に次のものがあると考えています。


① ノードとなる神経細胞の振る舞いの調査

② エッジとなる情報伝達経路の調査

③ グラフにおけるループ(繰り返し)の表現方法の調査(あるいは考察)

④ グラフで表現出来ない部分の考察(「心」に相当する部分が有力候補です。

  ブラックボックスとなるのか?有益な表記方法が見つかるのか?

  現段階では、未知数です)


 ①については、プログラム細胞死なども含めて調査したいと思います。

 ②については、活動電位のより深い学びと、エッジの生成や消滅について学びたいと思います。

 ③については、僕自身で考察しなければならないと思っています。

 ④については、ブラックボックスになる可能性が極めて高いです。


第2話 神経グラフ(4)


 前話に深く係って来るようです。

学びが先か?考察が先か?悩むところです。


 先に、考察から入りたいと思います。

そうする事によって、問題点や疑問点が表に現れてくると思います。

何も分からない状態で、学びに入っても混乱だけが待ち受けている事が予測されます。


 前話の④以外は、何とかなると期待しています。

機能としての脳を記述する事を目標としたいと思います。


 グラフ理論では、有限個の頂点や辺について扱っていました。

また、全ての頂点は同質であり、全ての辺も同質でした。

辺については、重み(距離など)の属性が存在しました。


 神経グラフを考える時、有限個は通用しなくなります。

ノードが消滅する可能性がある事が分かっています。

しかし、新しいノード(神経細胞)が生成されるのかは、確認出来ていません。

辺についても、未だ分からない事が多々あります。


 イオンチャネルやイオンポンプも避けて通る事は出来ないと思います。

また、シナプスについても学び始めなければならないようです。

シナプスについての学びは、もう少し先を予定していましたが、前倒しとなりそうです。


 今、分かっている事は「神経グラフが有向グラフらしい」と、いう事だけです。


第3話 原子核(2)


 短編「物理の疑問」での疑問の答えが見つかりました。

疑問の内容は、

「原子核はプラスの電荷を持っている。電子はマイナスの電荷を持っている。

クーロン力によれば電荷が異符号の時、引力が働く。

何故、原子核と電子は衝突しないのか?」

でした。


 答えは「向心力の作用」のようです。

運動の第3法則:作用・反作用の法則により、引力と同値の垂直抗力が働き、電子軌道を

安定させるようです。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 原子内の電子は、原子核との間にはたらくクーロン力を向心力とする等速円運動を行うが、

電子は次の条件を満たす円軌道のみをとることができ、

この条件を満たす円軌道上では電子は電磁波を放出せず、

永続的に円運動を行うことができる。


 すいません。出典が見つけられませんでした。

僕が、気になる情報をコピペしてメモにとっておいた内容です。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 読者の方は、既にご存知かと思いますが、ここで確認をしておきたいと思います。

それは、運動の3大法則です。


運動の第1法則:慣性の法則

運動の第2法則:運動の法則

運動の第3法則:作用・反作用の法則


 さて、僕は上記の事に対して納得していません。

理由は、次の2つです。


① 量子力学によると、電子は等速円運動を行っていない。

② 運動の法則の1,2は、受け入れられるが、3は受け入れられない。


 上記の運動の3大法則は「経験則」である。

と、いう事が多くのネット上の情報に明示されています。

つまり、実験などによって「確からしい」と、いっているのだと思います。

 運動ですから、対象は質量を持った物質になります。

以前、慣性質量と重力質量について記述しました。

と、いうよりネット検索からの抜粋でした。

現在、慣性質量=重力質量な事は確からしいようです。

しかし、その理由は不明なようです。

 慣性質量は、運動の第2法則に依るものです。

そして、重力はその正体が明らかにされていません。

現在、重力子グラビトン)を検出する研究が行われているようです。


 物理学で素粒子の間に相互にはたらく基本的な相互作用は、次の4つとされています。


① 強い相互作用:力=10^40:影響範囲=10^-15:ゲージ粒子=グル‐オン

② 電磁相互作用:力=10^38:影響範囲=無限大:ゲージ粒子=光子

③ 弱い相互作用:力=10^15:影響範囲=10^-18:ゲージ粒子=ウィークボソン

④ 重力相互作用:力=10^ 0:影響範囲=無限大:ゲージ粒子=重力子


※ 力は、重力を1とした時の相対的なものです。

※ ゲージ粒子:力を伝達する粒子


 ゲージ粒子は、未発見のようです。

また、上記の各値がどのようにして求められたのかは、僕には分かりません。

電磁と重力は、異なる相互作用です。

少なくとも作用・反作用の法則は、電磁相互作用に対して説明されていません。

(僕が知らないだけかな?)


 ここで、お断りしておきますが、僕は否定しているのではありません。

僕は、先に進むための拠り所を探しているのです。


 現在の僕は何を拠り所にすればいいのか?

分かっていません。


 回路や神経グラフを考える時、電位の問題が係って来る事が予測されます。

拠り所が無い状態で、電位の説明を受け入れていいのでしょうか?

独自に「電位の説明」を解釈し直していいのでしょうか?


 行き詰った感が、あります。


第4話 章の最後に


 行き詰まりは、僕の原動力になります。

その行き詰まりを突破しようとします。

この時が、非常に楽しい時です。

歳月は、僕にとって無縁です。

死の間際まで、突破しようとしていても苦になりません。


 ですが、つい最近手に入れた「リラックス」を織り交ぜて行きたいと思います。

過去の遺物は、出来るなら捨てたいと思っています。

これは、僕に「苦しみ」を与える可能性があります。


 今は、新しい事を「学んだり」「調べたり」「考えたり」する事が喜びです。


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