表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
属する者  作者: 酒井順
37/67

第37章 感覚器官(3)

第37章 感覚器官(3)


第1話 価値観グラフ


 昨夜、眠ろうとした時に、ふと思った事です。

人はそれぞれ異なる基準や価値観を持ちます。

それらを数値化する事は、困難です。


 しかし「ある事柄」に対し2人の間の価値観を5つぐらいのランクとして差を取ったとします。

そして、ある集団に対し、それをグラフ化した時、どのようなものになるのでしょうか?

ノードは個人です。

エッジは価値観差です。

そのグラフから統計と違った情報は、得られるのでしょうか?


 さらに、集団の規模を拡げて行った時、どのようなグラフの変化が見られるのでしょうか?

現実的にこのようなグラフを作成する事は、困難だと思います。

また「ある事柄」を特定する事も困難だと思います。

そして「ある事柄」は複数である必要があると思います。


 僕の予測としては、このグラフが作成可能ならば、集団の特性や地域性が、

グラフの上に顕著に、そして視覚的に現れるのではないかと思います。

もしかすると、人間関係が浮き彫りになる可能性もあると思われます。


第2話 TSP


 昨日、TSPの解法を少し調べて見ました。

検索にヒットした情報は、旧いものなのかもしれません。


 気になったのが、ほとんどの解法の例で単純パスのエッジが交差していた事です。

中には、僕が簡単に交差を解いて、もっと最短距離にできるものもありました。


 現在、どのくらいTSPの解法は進展しているのか気になります。


 僕の持論は「凹む点数とその凹み方に複雑性が潜んでいる」というものです。

既に、自分で解法を進展させる事は、思考を停止させています。

しかし、今後の動向は気になります。


第3話 眼(4)


 人が対象物を見る時、色が不可欠になります。

仮に真白いものだけが対象物の時、人はどのように視覚認知するのでしょうか?

真白いものが、平面でなくとも同じものとします。

但し、影は出来ないものとします。


 僕なら、自分から離れているか?近接しているか?判断します。

近接している時、おそらく手か足で距離を測定しようとするでしょう。

「何故か?」おそらく、自己に対する危険度の判断情報にするためと考えます。


 左右の眼から得られる情報は、どちらも真白い2次元画像だけです。

視差を用いる事は出来ません。

 しかし、自分から離れているか?近接しているか?は、判断出来ると思います。

これは、眼が視差以外のもので情報を取得しているか?

俗にいう第6感の存在があるか?のどちらかを意味するものと思われます。

僕には、どちらなのか分かりません。

 ただ、自己に対する危険度の察知(圧迫感、害意など)と言う意味では、第6感の

存在は否定できません。

 ここでは「眼が視差以外のもので情報を取得している」と考えて行きたいと思います。


 考えられるのは、直接的に距離を測定している事です。

真白いと言う事は、少なくとも光の一部は眼に届いているという事です。

これが、暗闇ならば眼は対処のしようがないと思います。

 眼は、得た光の一部を対象物に反射させ、さらに反射してくる光によって、

距離を測定しているのではないでしょうか?

 精密な測定値は、必要ありません。

自己にとって、危険か?否か?を判断出来る程度の精度で充分です。

 その後、近寄るか?遠ざかるか?の判断は、眼の仕事ではありません。


 ここで、眼は次の2つの機能を有していると考えます。


① 視差による立体像の取得

② 直接的な距離の測定


 さて、以上の2つが眼の機能の根幹だとして、先に進みたいと思います。

途中で、第3の機能が見つかるかもしれません。


 最初の課題は「視差」としたいと思います。

これが、もっとも基本的な眼の機能だと思うからです。

②は、補助なのではないかと考えます。


 課題に向かう前に前提が必要になります。

次の事は、僕の中途半端な知識になります。

確認は、後で行いたいと思います。

何故なら、多少の考え違いは、大筋に影響を与えないと思うからです。


 光は、大きく分けて、可視光と不可視光になります。

可視光と不可視光の境目は、赤外線と紫外線になります。

これは、波長により区分されます。

可視光は、波長⇒色となります。

つまり、人の眼に映る色は、波長によって決まると言う事です。

 そして、波長によって、その光の持つエネルギーが変わるようです。

ここまで、来ると僕の知識の範囲外となります。


 結論として、眼はこの異なる光の波長を分光出来るという事です。

「何故か?」分光出来なければ、色の識別が出来ないからです。


 どのようにして、分光しているのか?は、分かりません。

光の持つエネルギーが関係しているのではないか?とは思いますが、

僕には確かめる事が出来ません。

おそらく、既に解明されているのではないでしょうか?

後で、確かめて見ます。

 これも、先に進むためには、不可欠なものではありません。

現実に人は色を識別しているからです。

ここで、問題にしたいのは、どのように認識しているのか?です。

しかし、個人々々によって識別する色が、完全に一致する保証は無いと思います。


 植物は、光合成を行います。

光合成には、明反応と暗反応の2種類があります。

 暗反応は、カルビン回路という形態で、反応の過程が説明つくようです。

しかし、明反応は、光と葉緑素クロロフィルが関係している事が分かっているだけです。

(本当かな?僕が知らないだけかな?)


 「光が生命体に及ぼす影響の全てが解明されているのではないらしい」

と、言いたいのです。

光は皮膚にも影響を与えます。

僕の知らない他の部位にも影響を与えているのかもしれません。


 ですが、今回は「眼」にだけ、焦点を当てて行きたいと思います。

最低でも、眼の分光のメカニズムが解明されているという前提で先に進みたいと思います。


第4話 神経グラフ(2)


 今まで、活動電位を保留にして来ましたが、もはや無視出来ないようです。

何故ならば、活動電位がグラフのエッジに相当すると考えられるからです。


 電位について学ばなければならないようです。

「電位は、位置エネルギーのようなもの」として、理解して来ました。

 しかしながら、理解出来ない事がいくつかあります。

疑問がいくつあるのか?数えようとしました。

ですが、それすら出来ません。


 学ぶ前に何が分からないのか?明確にしておきたいと思います。


 重力に対する位置エネルギーは、引力と逆方向に離れると大きくなります。

しかし、電荷は正負のエネルギーを持ちます。

 クーロン力によって、同符号同士の時の電荷は斥力を発生させます。

異符号の時の電荷は、引力を発生させます。

 引力の時の電位は、重力の位置エネルギーと同じに考える事が出来ます。

疑問が分かったかもしれません。


① 斥力の時の位置エネルギーは、どういうものか?

② 斥力が引力を相殺する事は、ないのか?


 取り敢えず、この疑問を持って電位について学ぼうと思います。


第5話 章の最後に


 先日の複数の医療関係者からの情報で、僕の今の状態がおぼろげながら分かりました。

結論から言うと「経過良好」だと、思います。

今まで、抱いていた不安感は、ある程度払拭されたようです。


 自分自身の脳が、正常でないのではないか?

 パニックが、また自分を襲うのではないか?

など


 完全に上記の事が、起こらないとは断言できませんが、

再飲酒をしない限り、その可能性は低そうです。

「自信」とまでは行きませんが、普通の生活が出来るかもしれません。

 仕事量を増やしたり、人と接する機会を増やしたりと少しずつ歩みたいと思います。


ありがとうございました。


 この文章も引き続き、書いて行きたいと思います。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ