第12章 意識
第12章 意識
第1話 振り返ってみて
先程まで、前章まで読み返して見ました。
驚きが1つありました。
それは、文章に1つの指向性があった事です。
明らかにアルコール依存症にターゲットが当てられた文章でした。
意識して書いていたのでは、ありませんでした。
ですが、僕の意識下にアルコール依存症が深く染みついて
いるのだと思います。
これからも、意識的あるいは、無意識的にアルコール依存症が、
ターゲットとなると思います。
また、かなり酷く、脈絡の無い文章になっていたと思います。
これは「意識が何を書くのか」を明確にしていなかった事、
あるいは、意識出来なかった事が原因だと思います。
これからも、この状態が続くと思います。
はっきりしているのは、この「書くという行為」が、
僕の救いになっていると言う事です。
僕は「断酒」の継続のために、ステップを踏んで来たと思っています。
そして「お酒を意識しない」「お酒に反応しない」段階まで、
僕自身の状態をもって来たと思っていました。
しかし、文章を読む限り「お酒を意識していない」とは思いますが、
「アルコール依存症は意識している」事は明らかです。
この意識を消す事が有益なのか?否か?
分かりません。
僕は、飲み会に何度も参加しています。
これは、医療関係者や他のアルコール依存症の方から見れば、無謀な行為の
ようです。
何を目的として、僕は飲み会に参加したのでしょうか?
「お酒を意識していない」事を確認するため?
「お酒に反応していない」事を確認するため?
違うような気がしますが、何が目的だったのかはっきりしません。
いつか、気付く日がくるのかもしれません。
ただ、今思うのは、
「死の間際まで歩み続ける事が大切」なのだという事です。
おそらく、この病は重大な病であり、そうでもない病なのだと思います。
他の病と決定的に違う事が1つあります。
それは「何かを治療しなければならない」という事が無い事です。
何もしなければ、この病は快方に向かいます。
表現の仕方が間違っていました。
お酒を飲まなければ、快方に向かいます。
これも、表現の仕方が間違っていました。
「心」を楽にする方法を見つけながら歩めば、快方に向かいます。
表現の仕方が間違っていたならば、書き直せばいいと思われるかも
しれません。
しかしながら、僕にとってこの「心」の動きを書く事が有益になるのです。
こうして、書いている時にも「今」は、過ぎ去って行きます。
今の「今」は、次のための「今」だと思っています。
「死の間際まで歩み続ける事が大切」というのは、この事なのかもしれません。
第2話 形
以前に「物質が持つ本来の本質は「位置」だけだと考えます」と述べました。
この考え方を未だ、捨てる事が出来ません。
しかし、先に進む事も出来ません。
この考え方に固執すると、全ての形が意味を持たなくなります。
しかし、考え方を捨てる事に違和感を覚えます。
何か、意味を持っているように感じている僕自身がいます。
未だ、考え方を否定する事が出来ません。
当面、保留にしたいと思います。
さて、巡回セールスマン問題を考えていた時の事です。
全ての点を正三角形で、結ぶ事の出来る点の配置(位置)は、最短距離を
複数のルートで持つ事が出来る。
と、いう事に気付きました。(当然の事なのですが)
しかしながら、この点の配置は、正三角形を構成しないように結ぶ事が
出来ます。
自然界にこの問題を与えた時、自然界はどのように点の結びを構成
するのでしょうか?
仮に正三角形状に結ぶとしたならば「そこに何かの自然の法則がある」と
考えられないでしょうか?
結ばなければ、そのような法則は無いという事になります。
何か確かめる方法を考えて見たいと思います。
そして、このような点の配置から1点を移動させて見ました。
外周の点を移動させた時と、内側の点を移動させた時に変化様が、
違いました。
この時点で、思考は止まったままです。
それ以上の進展が得られなかったのです。
ある時、粘菌の特性について知る事がありました。
粘菌は、納豆菌とかの菌の1種です。
この菌(全ての粘菌がそうなのかは分かりませんが)は、迷路上におかれた時に、
ある振る舞いをするそうです。
1度、迷路の全ての通路に触子?を伸ばすと、次には迷路を抜ける最短の距離の
通路にのみ触子?を伸ばすそうです。
つまり、粘菌は巡回セールスマン問題を解く振る舞いをしているそうです。
今、ネット検索をしたならば、以前より多くの情報が得られました。
と、いうより多過ぎます。
以前は、少な過ぎました。
ほとんど、情報が得られませんでした。
粘菌の研究が盛んに進められているのでしょうか?
キーワードは「粘菌」です。
情報量が、僕に依存している可能性は、低いと思います。
現在ある粘菌の情報を調べるためには、相当数の時間が必要になるので止めておきます。
興味はあるのですが、目的から相当離れる可能性が高いと思われます。
1つだけ、気になった情報があります。
それは、粘菌同期法という粘菌のメカニズムを研究した分野があるそうです。
そこで、「粘菌の集合体は非線形システムの典型例である」と、言っています。
つまり、粘菌の集合体は複雑質を持つと言う事だと思います。
第3話 グリア細胞
前章までで、正体不明だったグリア細胞について調べてみました。
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以下 Wikipediaより
グリア細胞は、神経膠細胞とも呼ばれる。
神経系を構成する神経細胞ではない細胞の総称である。
ヒトの脳では細胞数で神経細胞の50倍ほど存在していると見積もられている。
神経細胞に対し、以下のような種々の役割を担っている。
① 神経細胞の位置の固定(他の体細胞にとっての結合組織に相当)
② 神経栄養因子の合成と分泌
③ 髄鞘の構成要素となる
④ 過剰に放出されたカリウムなどのイオンの再取り込み
⑤ 神経伝達物質を細胞内に回収することで伝達時間を限定させる
⑥ 血管内皮とともに血液脳関門を形成し、フィルタの役割を果たす
グリア細胞は周辺組織の恒常性を維持するような、比較的静的な役割を演じる事で、
シグナル伝達に貢献すると考えられてきた。
近年になって、
① 多種多様な神経伝達物質の受容体が発現している事
② 受容体へのリガンド結合を経てグリア細胞自身もイオンを放出する事
など、これまで神経細胞のみが担うとされてきたシグナル伝達等の動的な役割も、
果たしていることが次々に示されてきている。
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結論として、難解である。
「深入りするな」
と、いう事だと思います。
現在の認識を「直接シグナル伝達を行っていないもの」としておきます。
第4話 旧石器時代(2)
当然の事だと思いますが、集落には女性もいたと考えられます。
女性の立場は、どのようなものだったのでしょうか?
僕が、その時代に生存していたならば、男性より崇めたと思います。
理由は、単純です。
次の者を産み出すからです。
そして、女性を主体とした集落にしたと思います。
男性は、女性を護る者、女性に全てを与える者になって行ったと思います。
母系社会が、原初に作られた事が予想されます。
現代のように、男性が優位になったのは、いつの頃からか?
非常に興味深い事です。
何故ならば、何処にその必要性があったのか?
分からないからです。
ミトコンドリアDNAは、母親からしか、子孫に残されないそうです。
遺伝的に見ても、女性の方が優位だと考えてしまいます。
致死遺伝子というものが、あるそうです。
これは、母親と父親から交配されたある遺伝子の組み合わせで、子を死に
導くものだそうです。
優勢遺伝とは、異なる法則だそうです。
そして、これは近親交配で可能性が高くなるそうです。
小さな集落では、死産の可能性が高かった事が予想されます。
当時の人々がこの法則を知っていたのか?
分かりません。
ですが、気付いていた事はあり得ます。
集落同士の交流は、これが原因だったのかもしれません。
そして、それは利害関係に繋がっていったと考えられます。
何故ならば、2つの集落に同数のそして同質の子孫が産まれたとは、
考えられないからです。
もっとも、原初の男女の出会いが何組できれば、近親交配を回避できたのか?
これは、やはり考える事を止めておきます。




