057、魔術書の扱いと封印
AI作成。
図書室の静寂が、ホールディの存在感で満たされる。石造りの壁に沿った書棚には、初等部から大学部向けまで、さまざまな魔術書が整然と並んでいた。
今日の仕事は、超級危険度の魔術書に封印の術をかけること。
彼女が手に取ったのは、まるで生き物のようにうごめく魔力を内包した古い巻物。光の粒がページから漏れ、周囲の空気を微かに揺らす。
「……うん、これは危険」
ページをめくり、内容を精査する。封印の必要があるかどうかは、実際に読んで判断するしかない。不用意に封印することも、逆に危険を放置することもできない。
指先で光の結界を描き、巻物の周囲に魔力を流し込む。
「封印開始」
光の渦が巻物を覆い、ページの文字が一瞬だけ浮かび上がった。危険な呪文の連鎖、時間を歪める魔術、現実を裂く可能性……。
「やはり、封印だ」
ホールディは魔力を一点に集中させ、複雑な封印術を施す。巻物から逃げ出そうとする魔力を、層ごとに縫い止める。数分後、光が消え、巻物は静かに息をひそめた。
封印のルーティン
学院に存在する危険魔術書は50冊に1冊程度。
1日1冊ペースで、ホールディは着実に封印作業を進めている。今日は午前中に1冊、午後にもう1冊を慎重に確認する予定だ。
「安全確認は慎重に……。魔術書を過信してはいけない」
彼女はそう自分に言い聞かせ、棚の次の巻物に手を伸ばす。光の粒が巻物を包む瞬間、微かな振動が指先に伝わる。
危険な魔術書は、文字通り“読むだけで危険”だ。過去には不注意で封印が解けた例もあるため、ホールディの集中力は途切れない。
魔術書と向き合う時間
封印作業は単調で孤独だが、ホールディにとっては集中力を高める精神修行の時間でもある。魔力を制御し、危険を感知し、封印する――すべての工程が彼女の力量を試す。
「今日も、危険な魔術書は封印完了……」
最後の巻物を棚に戻し、光の渦を指で静かに消す。図書室は再び静寂に包まれ、ページの香りと石造りの冷気だけが残った。
ホールディは深呼吸し、次の巻物に目を向ける。
「明日も、安全のために……」
以上を持ちまして、ウォル国編は終了になります。
最後は魔術書の扱いについてでした。危険なものはちゃんと封印しないとですね。




