051、実習と弱点のある理央
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講義室の窓から、柔らかい午後の日差しが差し込む。机には小さな魔力結晶が並び、各生徒の前には属性の光が浮かんでいる。
リーチマンは黒い髪を整え、深紅の瞳を光らせた。今日の実習は、6大属性を自在に組み合わせる訓練だ。火、水、氷、風、土、雷――すべての属性をそつなく扱える彼女にとって、これは腕試しの絶好の機会でもある。
「火と水、氷と風……土と雷……順番を意識して、魔力を流すのよ」
教師の声に合わせ、リーチマンは指先にマナを流し込む。光の粒が6方向に跳ね、結晶の上で渦を巻く。
「よし、完璧……!」
6属性の光が一瞬で結晶に収まり、教室全体に淡い光彩が広がる。周囲の生徒も驚きの声を上げた。
一方、理央は隣で同じ課題に取り組む。しかし、彼は土属性が使えない。残り5属性は大学部レベルの熟練度で操作できるが、土が絡むと微妙にバランスが崩れる。
「理央先輩……今日は土も使うんですか?」
小さな声で隣の生徒が尋ねると、理央は苦笑して手をかざす。
「うん……土は苦手だけど、他の属性でカバーするよ」
雷と風、水と火を連携させ、土の欠損を補う魔術が見事に決まる。クラスメイトたちは息をのむ。
リーチマンはその光景を見て、自分もより工夫しなければ、と決意を新たにした。
「負けない……理央先輩に少しでも近づくために」
次の課題は、全属性を連携させた複雑な結界魔術。リーチマンは火の炎を渦に変え、水の光で巻き込み、氷と風で形を整え、土で基盤を作り、雷で最後に収束させる。すべての属性が彼女の手の中で調和し、小さな嵐が結晶上で舞った。
教師が頷き、静かに拍手を送る。
「素晴らしいわ、リーチマン。6属性をここまでスムーズに扱える1年生は稀よ」
リーチマンは小さく微笑むが、心の中はまだ熱い。理央に追いつき、追い越すための課題は山ほどある。
授業が終わるベルの音が響く中、リーチマンは机の上の光の残滓を見つめ、次の実習に向けて集中を高めるのだった。
「明日も……全力でがんばらなきゃ」
そう、理央君は土属性が全くと言っていいほど使えないんですね。
リーチマンが全属性使えることからその個性の差が生まれますね。




