005、安寧の地の礎と新たな兆し
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世界樹の根元で一息ついた4人。
霧が晴れ、朝の光が森を優しく照らす中、リダリアたちは安寧の地を形作るための最初の準備を始めた。
倒木を片付け、小さな空間を確保する。精霊たちは興味深そうに見守り、微細な光の粒を舞わせる。
「ここなら…少しずつ、安らげる場所になるわね」リヴァナが微笑む。
「まずは森の自然と共存しながら、拠点を整えよう」エルダリスも力強くうなずく。
4人は手分けして、森のマナの流れを観察し、根や地面の微細な力を感じ取りながら、安全な場所に拠点を広げていった。
リダリアは手をかざし、森のエネルギーを整える。
葉の間から光の筋が降り、まるで大地が息をしているかのように揺れる。
しかし、安寧の兆しが広がるその瞬間、森の奥から低く唸る音が聞こえた。
「…森の奥から?」サリネラが眉を寄せる。
「静かに…でも、警告のような気配がする」リダリアが答える。
音の正体は、森に新たに現れた一群の野生動物――以前の狼よりも大きく、さらに知能を秘めた存在たちだった。
彼らは森を支配するわけではないが、外部の者には試練として立ちはだかるかのように、根元の周囲を警戒している。
「攻撃してくるわけではない…でも、安寧を手にするには、向き合わなければならない」
リダリアが仲間を見渡す。
「私たちの力と絆を試すのね」リヴァナがつぶやく。
4人は互いの手を軽く握り合い、決意を新たにした。
リダリアはマナを集中させ、周囲の動物たちの動きを読み取り、優しい気配を送り込む。
すると、一群の野生動物は徐々に警戒を解き、森の奥へと去っていった。
「森の力を借りることで、安寧の地を守れる…」エルダリスが穏やかに言った。
安寧の地の礎が整い始め、4人は小さな火を囲み、未来への戦略を話し合った。
その時、微かな足音が遠くの霧の中から聞こえた――未知の存在の気配。
「新たな出会いか…」サリネラが言う。
「それとも…次の試練かもしれない」リダリアの瞳は光を宿していた。
森の奥、世界樹の根元で芽生えた安寧の地は、まだ完全ではない。
だが、リダリアたちは確信していた。
ここから始まる日々は、世界樹と共に歩む、希望の旅路なのだと。
ここで一つ目の区切りですね。世界樹のもとで暮らしを始めるエルフたち。
彼らは、今後どのように暮らしていくのでしょうね、こうご期待!




