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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第1章~そこで暮らす者たち~

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049、おやすみアッシュ

AI作成

森での小さな冒険から戻ったアッシュは、学院の中庭を抜け、寮の自分の部屋へと向かう。夕日が石畳を柔らかく染め、長い影がゆらりと揺れる。


「ふぅ……一日で、いっぱい魔術使ったな」

小さく息をつきながら、アッシュは部屋の窓を開け、外の空気を吸った。冷たい夜風に混ざって、遠くの森から光の粒が舞い込む。夜の魔力は、昼とは違う静かで不思議な色をしていた。


寮の部屋では、ほかの初等部生たちも自由時間を過ごしている。魔力の光を指先で浮かべて遊ぶ子、魔法書を開いて小さな実験をしている子――みんな思い思いに魔術を楽しんでいた。


アッシュも、先ほどの実習で学んだことを復習するように、リアとラオを使って小さな光の球を作る。指先で光を跳ねさせ、ディレイスペルで時間差に動かしてみると、ふわりと球が空中を舞う。


「できた……!」

一人でつぶやきながらも、心の中は誇らしさでいっぱいだ。


小さな交流


そこへ、隣のベッドの子がやってきた。

「アッシュ、森で見た魔力の光、すごかったね!」

「うん、ちょっとだけ冒険してみたんだ。マナリスも捕まえられたし、時空のゆがみも安定させられたんだ」

「わぁ…すごいじゃん!私も明日やってみたいな」

アッシュは照れくさそうに笑いながら、光の球を少し浮かべて見せる。二人で小さな魔術の遊びを楽しむ時間が続く。


就寝前のひととき


部屋の明かりが少しずつ落とされ、窓の外には満天の星空。アッシュは枕元に魔力結晶を置き、今日のことを思い返す。


初めての授業で「リア」と「ラオ」を知ったこと


魔力結晶を光らせる練習で小さな成功を掴んだこと


森での冒険でマナリスを捕まえたり、時空のゆがみを安定させたこと


「今日、ぼく、結構がんばったな」

小さな声でつぶやき、アッシュは目を閉じる。胸の奥には、魔術を学ぶ楽しさと、これからの学院生活への期待が広がっていた。


夜風に乗って、森の光の粒や学院の魔力の残り香が部屋に届く。アッシュはその静かな魔力のぬくもりを感じながら、夢の中でまた光の球を舞わせる。


1日の終わり


こうして、初等部1年生アッシュの魔術学校での1日は終わった。

授業・実習・森の探検・自由時間――すべてが、小さな成長と魔術の楽しさで満ちていた。

そして、この1日が、アッシュの魔術人生の第一歩として、心にしっかり刻まれたのだった。


アッシュの一日の終わりを描いています。アッシュ君おつかれさま。

初等部編はここでいったん締め。次からは中等部編に入ります。

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