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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第1章~そこで暮らす者たち~

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031、建国宣言

AI制作

風が高く吹き抜ける。

石の城壁の上に立つフェルナンドは、遠くの森と草原を見渡した。

かつて戦火が走った土地。今は木造家屋と兵舎、そして石の城がそびえている。

野営地に集まった兵たちや民たちが、静かに見上げていた。


フェルナンドは深く息をつく。

剣は腰に置かれ、鎧の重みはもはや身体の一部のようだ。

視線は民ひとりひとりに向けられる。


「ここに、新しい秩序を宣言する」


声は風に乗り、石壁に反響した。

兵たちの背筋が伸び、民たちの目が固まる。


「かつて、この地には我々のような文明はなかった」

「恐怖と無知が支配していた。だが我々は、戦いを経て、この土地を手に入れた」


民の間に緊張が走る。

言葉は単なる説明ではない。命令と希望が混ざった力だ。


「今日、我らは名を定める」


フェルナンドは胸に手を置き、深く一礼する。


「この地を――セントビア王国とする!」


短く、しかし断固たる宣言。

その瞬間、兵たちは声を上げ、木槌や鉄の武器を軽く叩き、歓声を上げる者もいた。

民たちも、恐る恐るながら頷く。


「この王国は、我々の生存と繁栄のためにある」

「力ある者は守り、知恵ある者は導き、弱き者は守られる」

「誰もこの地を空白と呼べない。誰も、この国を奪うことはできない!」


フェルナンドの声は最後の一語まで揺るがない。

新興民たちは理解した。

ここに、王としての責任と覚悟があることを。


遠くの森の向こう、かつての先住民の姿はもうない。

しかし、土地は記憶を残す。

そして今、セントビア王国という名が、この地に刻まれた。


フェルナンドは高く掲げた拳をゆっくり下ろす。

石造りの城の頂上から、風に乗って新しい時代の始まりを感じた。


ついに国の名前が明らかになりましたね。セントビア王国の誕生の瞬間です。


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