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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第3章~若き天才たちと支える者~

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206/206

206、未来

筆者作成

レイン「兄さん」

スキア「収穫は?」

ニーチェ「バッチリでございます」

レイン「そっちは?」

スキア「見ての通りだ」

吹雪「……誰?」

サン「俺らの仲間ですよ」

吹雪「……ふーん」

レイン「これからどこ行くの?」

スキア「おそらく、あそこだろうな」

ニーチェ「サンは分かりますか?」

サン「いんや、まったく」

吹雪「……おいで」

スキア「ほら、みんな行くぞ」


吹雪についていくと、レインは怪訝そうな表情を浮かべる。

レイン「兄さん、これじゃ戻ってる」

スキア「これでいいんだ」

レイン「……! うん」


くれは「吹雪!」

吹雪「……やあ」

くれは「……いいんだね?」

吹雪「うん」

くれは「分かった。レイン、あなたを信じてみるわ」

レイン「うん」


門番「何用だ?」

スキア「主に謁見したい」

門番「今は面会謝絶中だ」

吹雪「……どいて」

門番「な!? なぜあなたが!?」

吹雪は静かに門番を見る。

門番「わ、分かりました! お通りください!」

門番が左右に移動する。


サン「なんかいやにあっさり通しましたね」

サンがニーチェにささやく。

ニーチェ「今回は出張らない方が良さそうですな」

ニーチェもサンにささやく。

扉番「待て、なぜ面会謝絶中なのに城内にいる?」

スキア「主に謁見したい」

扉番「その前に我々の質問に――」

吹雪は扉番をじっと見る。

扉番「あなたは!? ということは……」

吹雪は頷く。

扉番「かしこまりました! どうぞ、お入りください!」

吹雪「……行くよ」


門をくぐる。

その先にいたのは、二人。

中央、椅子に座るは、現紅孩公国主、紅連狼。

椅子からやや左後方、威圧する目で見るは、紅連狼の眷属、フェイ。

はじめに口を開いたのは、フェイだった。

フェイ「お前たちはなぜここにいる?」

目線から感じ取れる感情は分からない。

だがはっきり言える。歓迎はしていないと。

スキア「主に謁見しに来た」

フェイ「"連狼様"は面会謝絶中のはずだが?」

吹雪「……フェイ」

フェイ「……お前か」

連狼「フェイ、下がれ」

フェイ「はっ」

連狼「スキアよ。何用でやってきた?」

レン嬢、いや、国の主紅連狼は射抜くような目でスキアを見る。

吹雪「……レン」

連狼「吹雪、お前に聞いているのではない。スキアに聞いておるのだ」

スキア「この国を"修復"しに来た」

連狼「何を言い出すかと思えば……。いつか見た理想をまた語るか?」

スキア「壊れた世界を修復しに来た」

連狼の眉がわずかに上がる。

スキア「私は決めない。だから"決めた"」

連狼「……ほう?」

スキア「私は真実を見る」

連狼「……ふむ」

スキア「同時に未来を見る」

連狼「……吹雪」

吹雪「はい……」

連狼「そなたはどう思う?」

吹雪は、そっと、腰に差してた刀を握る。

連狼「そうか……」

くれは「連狼様」

連狼「くれはか……」

くれは「私は、未来に賭けます」

連狼は黙ってじっと考える。

フェイ「レン嬢……」

連狼は思案を巡らせ、スキアに向き直る。

連狼「スキアよ」

スキア「はい」

連狼「覚悟はできておるか?」

スキア「はい」

連狼「……分かった」

吹雪とくれはが片膝をつき、頭を垂れる。

連狼「……今一度、やってみるとしよう」

スキア「ありがとうございます」

レイン「連狼さん」

連狼「なんじゃ?」

レイン「ファイト」

連狼「……ふん! もうよい、下がれ」

スキア「では、失礼します」


そして歯車は回りだす。

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