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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第3章~若き天才たちと支える者~

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188/206

188、修復師と縫界衛士の歴史

歴史、セリフ筆者、他AI作成

遥か昔、四人のエルフがこの地へとやってきた。彼らは協力し合い、世界樹の麓までたどり着くと、そこに住処を築き、永住の地とした。やがて子が生まれ、孫が生まれ、子孫が繰り返される中で、エルフの中でも特に魔術に秀でた者と、武芸に長けた者が現れた。


魔術に秀でた者の名は リディア、武芸に秀でた者の名は キミーネ。二人は丘の上で、時空の裂け目に遭遇する。向こう側の世界から流れ込む敵意と乱れたマナの奔流の中、リディアは裂け目を縫い合わせて塞ぎ、キミーネはそんな彼女を危険から守り抜いた。これが、後に伝わる「修復師リディア様」と「縫界衛士キミーネ様」の物語である。


時は流れ、二代目修復師 イメリア様、二代目縫界衛士 ルミナス様 が世界各地の裂け目を修復するようになる。しかし、次第に各地でゆがみや裂け目が頻発し、修復師の負担は増大していった。イメリア様は力を使い果たし、三代目修復師には サルビア様 が選ばれる。若き才人であったサルビア様は、数百年の間修復師として各地の裂け目を修復していた。確かこの頃、一匹の九尾もこの地を訪れていたという。


さらに時は流れ、四代目修復師に エレネ様、三代目縫界衛士に アテラス様 が就く。エレネ様は若く、サルビア様をも凌ぐ才能を持ち、アテラス様は年を重ねた老獪さと経験で縫界衛士として活躍した。二人は、約百年前まで現役で活動していたという。


現在、五代目修復師 ナハト様、四代目縫界衛士 アリア様 が世界樹の麓にあり、今も世界中に目を光らせている。


ウルスタイは静かに語り終え、スキアたちを見つめた。

「これが、私の知る修復師と縫界衛士の歴史だ。参考になりましたかな?」


スキアは深く頷き、答えた。

「はい、とても為になる話でした。ありがとうございます」


ニーチェが記録を確認し、静かに報告する。

「スキア様、しっかりと記録をつけました」


スキアは微笑み、軽く会釈した。

「ご苦労」


ウルスタイはさらに告げる。

「ところで客人よ。現在の修復師たちに会いに行かれるのかな?」


「はい、そのつもりです」

スキアは迷わず答えた。


「そうか。少し待っておれ」

ウルスタイはそう言い残し、小屋へと入っていった。やがて戻ってくると、手には獣の牙で作られた簡易なネックレスを持っていた。


「これを身につけていけば、彼らは一時の間、その他の者と会話してくれるであろう」


スキアは深く感謝し、答える。

「何から何まで、ありがとうございます」


「良いのじゃよ」

ウルスタイは微笑む。


「では、行ってまいります」

そう告げ、スキアは仲間とともに次の段階へと踏み出した。


語られたのは、かつて陰でずっと世界を修復し続けた者たちの歴史。

時間経過で裂け目が修復するのは、全てこの地の修復師が行っていたこと。

世界はまだ知らない。ですが、知るきっかけがスキアたちによってできたのである。

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