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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第3章~若き天才たちと支える者~

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187/206

187、語られる神話

AI作成、セリフ筆者

スキアは静かに息をつき、里の入口で立ち止まった。

「ここがエルフの里か。静かで、良い里だ」


残りの三人も、スキアと並んで静かに待機する。周囲の木々は柔らかな光に包まれ、風が葉を揺らす音だけが響く。


やがて、足音を立てずに一人の少女がこちらに近づいてきた。


「こんにちは」


スキアは微笑んで応える。

「こんにちは」


少女――ラナヴェルはさらに笑みを深める。

「悪魔さんなのに、汚れが一切ない。あなたたちなら、きっとすぐに打ち解けられるよ」


そう言うと、ラナヴェルは手招きし、スキアを里の奥へと導く。


「ラナヴェル様、この方たちは?」

里の中のエルフが問う。


「きれいな悪魔のお客さん。族長のところへ連れていってあげて」

ラナヴェルは答える。


「はい、分かりました。皆さん、どうぞこちらへ」

エルフたちの案内に従い、スキア、レイン、ニーチェ、サンは静かに里を進んだ。


やがて、里の中央にて、一人の年老いたエルフ――族長のウルスタイが立っていた。


「お客人、よくおこしなさった。儂は族長のウルスタイ。よろしく」


スキアは軽く頭を下げ、紹介する。

「スキアです。それにレイン、ニーチェ、サンです」


三人も丁寧に会釈する。


ウルスタイは静かに頷き、問いかけた。

「して、どのようなご用向きで来られましたかな?」


スキアは落ち着いた声で答える。

「修復師と縫界衛士の歴史について学びたく、訪れました」


ウルスタイは軽く目を細める。

「ほほう。儂から話すのと、自分で書物を調べるのと、どちらが良いですかな?」


スキアは迷わず答えた。

「お話しいただけるのでしたら、ぜひお聞きしたいと思います」


ウルスタイは少し身を乗り出し、問いかける。

「そうか。ちと長くなるが、大丈夫か?」


「はい、大丈夫です」

サンが力強く頷く。

「大丈夫です」

レインも静かに答える。

「ウルスタイ様、記録に残してよろしいですかな?」

ニーチェが慎重に確認する。


「ええ、構いませんよ」

ウルスタイはゆったりと頷く。

「あなた方は結界を破らず、また反応させずにここに来た。少しでも悪意があれば結界が反応し、厳戒態勢が敷かれます。それがなかったあなたたちなら、間違ったことには使いますまい」


「ありがとうございます」

ニーチェは静かに礼をする。


ウルスタイは席につき、語り始めた。

「では、語るとしよう――」


世界の知恵と歴史の重みが、里の静かな空気に溶け込む。スキアたちの目には、これから聞く物語が、この旅での重要な一歩であることが、自然と映り込んでいた。


スキアは単に歴史を知りたいだけなのでしょうか? まだ胸の奥には別の覚悟がありそうですね。

これから語られる話は、かつて描いた神話の話。また、その続きの話。

脈々と受け継がれる、エルフたちの歴史。それがついに外へと広がる。

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