185、中央大陸への船旅
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アングリアの港は、朝の光に照らされて波がきらきらと輝いていた。岸壁には様々な帆船が停泊し、漁師や商人の声が穏やかに響いている。
「……これから使うことになると思い、購入しました」
ニーチェがこともなげに告げると、スキア、レイン、サンの三人は一瞬息を呑む。港に停まるのは、ただの中型帆船ではない。今後の旅を支える、彼らの「移動拠点」となる船だったのだ。
「漁師が一人、航海士が一人、操舵士は私、そして乗組員は四人。今後、あなた方の旅に同行させてもらうぞ」
船長ナポルは笑みを浮かべ、落ち着いた声で告げる。
ニーチェは微笑みながら答えた。
「頼もしい限りです。よろしくお願いします」
スキアは舵の前に立つナポルに向かい、中央大陸への航路を告げた。
「中央大陸まで行きたい」
ナポルは少し眉をひそめ、問いかける。
「結界を割らずに通過する術は持っているか?」
レインはすぐに答える。
「問題ありません」
ナポルは頷き、帆を揚げた。
風が帆をふくらませ、帆船は港を離れ、ゆっくりと波間を滑る。四人は甲板に立ち、港町の景色を後にした。
アングリア編はここで終わり、次は神話以来初の中央大陸での話へと移ります。
物語は大きく動き出します。スキアは中央大陸で何を得るのでしょうか。




