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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第3章~若き天才たちと支える者~

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175/206

175、兵士たちの休息

AI作成、セリフ筆者

城下町から戻ったスキアは、兵舎の一室に案内された。

昼と夕方の間の穏やかな光が、窓から差し込む。


若い兵士は気さくに笑いながら話す。

「スキア! 俺たち同部屋みたいだから、部屋まで案内するよ」


スキアは少し恥ずかしそうに頭を下げる。

「ありがとうございます」


二人が兵舎に入ると、簡素な作りの部屋が目に入る。二段ベッドが一つ、机と椅子がそれぞれ二つ。

若い兵士は楽しげに尋ねる。

「ベッドは上と下どっちがいい? ちなみに俺は気分で変えてるから、好きな方を選んでいいよ」

スキアは少し考え、下段を選んだ。

「では、下を使いますね」

「了解!」


スキアは机の上に置かれた羽ペンに目を留め、少し恥ずかしそうに口を開く。

「あの、私に漢字を教えてもらってもいいですか?」


若い兵士は思わず「へ?」と声を上げた。

スキアは恥ずかしそうに続ける。

「私、まだひらがなしか分からないんです」


兵士は笑いをこらえ、目を細めた。

「はっはっはっ! 本当にスキアは面白いな! いいよ。俺で良ければ」

スキアは小さく頷いた。

「ありがとうございます」


一方、城内のルエンの部屋では、レアルとルエンが談笑していた。


「レアルも体感しただろう! スキアはすごいぞ!」ルエンは目を輝かせる。

「私が数年以上かけて学んだことを、たった一日ですべて体得してしまった! こんな才を持ったものは初めて見た!」


レアルは微笑みながら返す。

「あらあら、随分高く評価するじゃない。でも、確かにすごいわね。初めは頼りなく感じたけど、今じゃすっかり兵士たちの心を掴んでるものね」


ルエンは腕を組み、少し沈黙した後に言う。

「あれだけできるんだ。もし全て学び終えたら、兵士長の座を譲ってもいいと思ってるくらいだ」


レアルはくすりと笑う。

「流石にほめ過ぎじゃない? でも、気持ちは分かるわ」


ルエンは目を細め、遠くを見つめる。

「期間限定というのが惜しい。そのまま城に仕えたら間違いなく英雄になる資質がある」

「遠吠えの英雄になったりしてね」


ルエンは肩を揺らし笑い、しかし真剣な瞳を向ける。

「遠目で見ていたが、からかった兵士たちは訓練への態度が変わった。本当に良い影響を次々と与えてくれる」


レアルも微笑みを浮かべた。

「ルエンがこんなに嬉しそうなのを見ると、私まで頬が緩んでしまう」

ルエンはくすりと笑いながら答えた。

「緩むだけ緩ましとけ。俺の前では気丈に振る舞う必要などないのだからな」

「じゃあ、お言葉に甘えて」

訓練は予定より早く終わり、兵士たちはつかの間の半休を楽しむ。

スキアは若い兵士から書き取りを習い、生活に支障がない程度に漢字も使えるようになります。

ルエンとレアルは幼馴染でお互いを熟知し、信頼関係がとても強固です。

レアルは希少な女兵士として現場に華を添え、ルエンが場を引き締める。とても良いコンビです。

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