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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第3章~若き天才たちと支える者~

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167/206

167、名が持つ力

AI作成

朝靄が草原を覆い、夜の冷気がほんのり残る中、スキアは目を覚ました。

焚火の残り火が静かに赤く揺れ、夜の匂いと朝の澄んだ空気が混ざり合う。


その瞬間、後ろから叫び声が響いた。


「スキア様ー! 私の体が、こんなことに!」


振り向くと、若い悪魔――名は既に「サン」と呼ばれる青年――が、目を見開き、手足をばたつかせていた。

まだ武器に触れたことはないのに、体の各所がまるで自ら意思を持ったかのように動き、戦闘に適した形へと自然に変化している。

驚きと喜び、戸惑いが混ざったその声には、子どもじみた無邪気さがあった。


後ろでは老紳士のニーチェが、拳を突き上げて声を上げた。


「おおおおお!」


言葉にできぬ感動と誇りが、全身からにじみ出ている。

無言で眠るレインが横たわる姿は、逆にその光景の異常さと鮮やかさを際立たせた。


スキアは軽く目を細め、サンの体の変化を観察する。

「ふむ…順調だな」

短くつぶやく声には、静かな安心と微かな笑みが混ざっている。


サンはまだ自分でも理解できぬ力の余韻に戸惑い、息を整えながら言った。

「……スキア様、これ、私に使えるんでしょうか?」


「その力は、お前自身が生かすものだ」

スキアの声は静かだが、揺るぎない信頼が含まれていた。


朝の光に照らされ、草原に立つ三人――スキア、サン、そしてニーチェ――は、眠るレインを背に受け、まだ見ぬ世界へと一歩を踏み出す準備を整えた。


いよいよスキア編スタートです! まずは名を得た下級悪魔二人が変質するシーンから。

彼らは驚きます。自分が飛躍的に成長しているのを感じ取るのですから。

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