149、その餃子、筆舌に尽くしがたし!
AI作成、セリフ筆者
「なら、適任はこの場では俺しかいないですね」
ディアーが胸を張ると、フェイは目を大きく見開いた。
「それは本当か!?」
「至高の餃子、一丁作ってやるとしますか」
ディアーはにやりと笑う。
「あーあー知らねーぞ」
フラムは肩をすくめ、どこか不安げ。
「心配だけど、もしかしたらがあるのかな?」
テリアは期待を隠せない様子で呟く。
「ま、当然そうなるよな」
フリジットは冷静に頷いた。
チェルシーは笑みを浮かべる。
「ところでフェイさん。私も一緒についていってよろしいですか?」
「うん? 別に構わないが」
フェイは軽く肩をすくめる。
「あー、ひょっとして宮廷料理に目がくらんだろ?」
「ノーコメントで」
チェルシーは肩をすくめて答える。
「せっかくだ。君も至高の餃子の審査に加わりたまえ」
フェイの提案に、チェルシーの瞳が明るく輝いた。
「え、いいんですか?」
「もちろんさ。さあ、現場に案内してくれ」
ディアーは腰に手を当て、気合いを入れる。
――紅孩公国、レン嬢の宮廷。
「よく来た若者よ! そなたの料理の腕前、試させ、あ、もらおうぞぉ~」
芝居がかった口調でレン嬢、紅連狼が告げる。
「食材はここにある物を好きに使うと良い」
フェイが言うと、ディアーは食材を眺めて頷いた。
「ふむふむ……なるほどね……」
「そこなおなごの旅人よ。名は何と申す?」
「チェルシーです」
「チェルシー殿か! 彼はどのような味付けをしてくると思いますか?」
「そうですね、先ほど飯店ではニンニクを入れてましたね」
「ほうほう、ニンニクとな。しかしその程度では、私の食指は動かぬぞえ?」
「うわさは聞いております。それと、普段からそのような喋り方ですか?」
「あ、違うのばれた? せっかくだから場を盛り上げようと思ってね」
「フフ、賑やかな主さんですね」
「賑やかすぎていつも侍女が苦労してますよ」
「それは満足させられない侍女が悪いのだ。私悪くないもん」
「はいはい」
――と、やり取りを楽しみつつも、ディアーは心を落ち着ける。
「出来上がりました」
「待ってました! では、開けるがよい」
ディアーは餃子を差し出す。
「これは……赤い、餃子?」
チェルシーが目を見張る。
「ほほう」
フェイも興味津々。
レン嬢は口元に笑みを浮かべ、一口、二口……味わう。
「!! この餃子!」
「いかがしました!?」
「筆舌に尽くしがたし! 辛い、辛いぞ! なのに続きを食べたくなる絶妙な旨味の調整! 辛さも相まって、食べる手が止まらぬ! 水だ! 水をもてい!」
「そういうと思って、こちらを用意しました。合間にお飲みください」
ディアーは自信満々に小瓶を手渡す。
「この飲み物は……まろやかな甘さに、ほんのり酸っぱさが混じっている。それでいてコクがあり、辛さを見事に中和している。これなら次の餃子も安心して食べられる。なんと、なんと見事な調整! 恐れ入った」
チェルシーは思わず顔をしかめた。
「舌が痛い……」
「いったいどのような餃子と飲み物なんだ?」
フェイは眉を上げ、好奇心を隠せない。
ディアーは少し笑みを浮かべ、次の一手を考えながら、宮廷の熱気に包まれていた。
ディアーは食材の自由度が上がるとそれだけ性能がアップします。限られた食材を美味しくするライティスとは少し違う方向性です。ですが、ライティスももちろん自由度があれば美味しく作れます。
ライティスがそれをしないのは、ロスする部分をも食材に変える精神から。
ディアーが至高なら、ライティスは余さず、です。




