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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第2章~旅人チェルシー~

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149/206

149、その餃子、筆舌に尽くしがたし!

AI作成、セリフ筆者

「なら、適任はこの場では俺しかいないですね」

ディアーが胸を張ると、フェイは目を大きく見開いた。


「それは本当か!?」

「至高の餃子、一丁作ってやるとしますか」

ディアーはにやりと笑う。


「あーあー知らねーぞ」

フラムは肩をすくめ、どこか不安げ。


「心配だけど、もしかしたらがあるのかな?」

テリアは期待を隠せない様子で呟く。


「ま、当然そうなるよな」

フリジットは冷静に頷いた。


チェルシーは笑みを浮かべる。

「ところでフェイさん。私も一緒についていってよろしいですか?」


「うん? 別に構わないが」

フェイは軽く肩をすくめる。


「あー、ひょっとして宮廷料理に目がくらんだろ?」

「ノーコメントで」

チェルシーは肩をすくめて答える。


「せっかくだ。君も至高の餃子の審査に加わりたまえ」

フェイの提案に、チェルシーの瞳が明るく輝いた。


「え、いいんですか?」

「もちろんさ。さあ、現場に案内してくれ」

ディアーは腰に手を当て、気合いを入れる。


――紅孩公国、レン嬢の宮廷。


「よく来た若者よ! そなたの料理の腕前、試させ、あ、もらおうぞぉ~」

芝居がかった口調でレン嬢、紅連狼が告げる。


「食材はここにある物を好きに使うと良い」

フェイが言うと、ディアーは食材を眺めて頷いた。

「ふむふむ……なるほどね……」


「そこなおなごの旅人よ。名は何と申す?」

「チェルシーです」

「チェルシー殿か! 彼はどのような味付けをしてくると思いますか?」

「そうですね、先ほど飯店ではニンニクを入れてましたね」

「ほうほう、ニンニクとな。しかしその程度では、私の食指は動かぬぞえ?」

「うわさは聞いております。それと、普段からそのような喋り方ですか?」

「あ、違うのばれた? せっかくだから場を盛り上げようと思ってね」

「フフ、賑やかな主さんですね」

「賑やかすぎていつも侍女が苦労してますよ」

「それは満足させられない侍女が悪いのだ。私悪くないもん」

「はいはい」

――と、やり取りを楽しみつつも、ディアーは心を落ち着ける。


「出来上がりました」

「待ってました! では、開けるがよい」

ディアーは餃子を差し出す。


「これは……赤い、餃子?」

チェルシーが目を見張る。

「ほほう」

フェイも興味津々。


レン嬢は口元に笑みを浮かべ、一口、二口……味わう。

「!! この餃子!」

「いかがしました!?」

「筆舌に尽くしがたし! 辛い、辛いぞ! なのに続きを食べたくなる絶妙な旨味の調整! 辛さも相まって、食べる手が止まらぬ! 水だ! 水をもてい!」


「そういうと思って、こちらを用意しました。合間にお飲みください」

ディアーは自信満々に小瓶を手渡す。


「この飲み物は……まろやかな甘さに、ほんのり酸っぱさが混じっている。それでいてコクがあり、辛さを見事に中和している。これなら次の餃子も安心して食べられる。なんと、なんと見事な調整! 恐れ入った」


チェルシーは思わず顔をしかめた。

「舌が痛い……」


「いったいどのような餃子と飲み物なんだ?」

フェイは眉を上げ、好奇心を隠せない。


ディアーは少し笑みを浮かべ、次の一手を考えながら、宮廷の熱気に包まれていた。

ディアーは食材の自由度が上がるとそれだけ性能がアップします。限られた食材を美味しくするライティスとは少し違う方向性です。ですが、ライティスももちろん自由度があれば美味しく作れます。

ライティスがそれをしないのは、ロスする部分をも食材に変える精神から。

ディアーが至高なら、ライティスは余さず、です。

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