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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第2章~旅人チェルシー~

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145/206

145、からかい上手のお姉さん

AI作成

夕方の紅孩公国。街角で見つけたこじんまりとした宿屋――「騒賑楼」。

逆にその小ささが二人の心を引きつけた。外観は素朴ながら、温かい光が窓からこぼれ、どこか安心感を与える。


「いらっしゃいアル!」

元気な声とともに、店主の**超鈴冥チョウ・リンメイ**が賑やかに受付をこなしていた。


二人は宿の一室に入ると、荷物を置き、チェルシーは久方ぶりの風呂に向かった。

ディアーはひとり部屋で待つ。静かな時間が流れる。


――すると、突然。


「んふふ、ディアー?」


チェルシーが裸にバスタオル一枚で部屋に現れたのだ。


「ちょっ、ちょっと待て!?チェルシー!」

ディアーは慌てて目をそらし、勢いよく風呂場へと駆け込む。

背中越しに、チェルシーはいたずらっぽく声をかけた。

「早く来るアルね~?」


風呂を終えたディアーが部屋に戻ると、チェルシーは浴衣を身にまとい、静かに日記を書いていた。

灯りに照らされたその横顔は、どこか神秘的で、柔らかい光を纏ったように美しかった。


「……やっぱり、凄い人だな」

ディアーは胸の奥でそう呟く。


チェルシーは日記を書き終えると、布団をディアーに差し出した。

「ディアー、あなたが寝なさい。私は床で座って眠る」


「えっ、いや、チェルシー!俺が布団を…!」

ディアーは慌てて布団を譲ろうとする。


しかしチェルシーはにっこり笑い、落ち着いた声で言った。

「旅はいつも警戒が必要。私はこうする方が安心なの」


ディアーはその言葉を飲み込み、布団の向こうにいるチェルシーをそっと見つめる。

旅の大変さと、彼女の覚悟を改めて知った夜だった。


チェルシーさん、年下の男の子には随分といたずらっ子のようですね。からかわれるディアーさんがまたかわいらしい。しかしディアーよ。お前はなぜ別の世界線の時でもラッキースケベを引くんだい?

うらやま……けしからん!

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