127、戦士として生きた者
セリフ筆者、ト書きAI作成
戦いが終わり、エレンが槍を地面に突き立てると、ワットが驚きの声をあげた。
「え? 降参?」
「攻めてたの、エレンだよね?」
スゥが首をかしげながら銃を肩に乗せて笑う。
ニーナは少し眉を寄せ、冷静に分析する。
「……多分、切り札の有無の差だと思う。エレンは『蓮華』『追槍』『乱れ桜』で必殺の技を持つ。それを見切られた上で、さらに奥の手を持つ相手に勝負を仕掛けるかな?」
「なるほど……」
ワットは納得したように頷く。
チェルシーは息を整え、静かに問いかける。
「しかし、よく奥の手があると分かったな」
エレンは少し笑みを浮かべる。
「あなたの特性上、最大攻撃は『九連』斬撃だろう? なのに、私の乱れ桜を防いだ時は『六連』斬撃だった。すぐに理解したよ。ああ、この相手には私より上の力がある、とね」
「ご名答。続けていたら、おそらくあなたでも防ぎきれないでしょうね」
チェルシーの声には冷静さと余裕が混ざっていた。
エレンは胸を張り、目を輝かせて笑う。
「フフフ、はははは! この世界はいいな! 修羅の国ではもう数えるほどしかいない私より強い者に、早速出会えるとは! しかも、まだ見ぬ猛者がわんさかいる!」
「そこまでして、強者と渡り合いたいもの?」
チェルシーは小さく呆れながら尋ねる。
「無論だ! 戦士として生を受け、戦士として育ったからには、戦士として戦い、生きる。それが私の誇りであり誉れだ!」
エレンの瞳は真っ直ぐで、闘志に満ちていた。
チェルシーは肩をすくめ、柔らかく笑う。
「やれやれ。でも、一つ、約束して。これからは殺すのではなく、『倒す』にして。それでも、戦士の矜持は保てるでしょう?」
「確かに、そうだな。それがこの世界の戦いの在り方なら、尊重しよう」
エレンは槍を軽く振って、答える。
「これにて一件落着!」
スゥが両手を挙げ、にっこり笑う。
「住民のみなさーん!」
ワットが声を張り上げる。村人たちは一斉にほっと息をつき、安堵の笑顔を浮かべた。
朝の静けさに包まれていたナスティア村に、少しずつ笑い声と活気が戻っていく——戦いの緊張が溶け、また平穏な日常が始まろうとしていた。
ここでは戦いの時の読み合いで何があったかを語っています。答え合わせです。
エレンも相当強いですが、その上を行くチェルシーの強さ。流石ですね。




