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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第2章~旅人チェルシー~

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126/206

126、チェルシーVSエレン

セリフ筆者、ト書きAIと筆者

先に動いたのはエレンだった。


「蓮華!」


斜め十字に振り下ろされる斬撃と、後方への突進突き。槍の刃先が光を切り裂く。


チェルシーは瞬時に構えを変え、手のひらからマナの糸を操る。

「三連斬糸!」


空中に張り巡らせた糸が斬撃の軌道を追い、三連撃で応戦する。


「追槍!」

鋭い突進突きが背後から襲いかかる。


「背面壁糸!」

チェルシーは振り返ることなく、背中に糸を集中させ、壁を作って防ぐ。


「乱れ桜!」

怒涛の六方向斬撃。超高速で、目に見えぬ速度で槍が舞う。


「……!」

チェルシーも負けじと構え、六連斬糸で応戦する。しかし、最後の斬撃を受け、頬に浅い切り傷が走った。


エレンは後方に下がりつつ、構えを崩さない。冷たい瞳でチェルシーを見据える。


「……続けるか?」


チェルシーは息を整え、わずかに肩をすくめる。

「……できれば、続けたくはないな」


「……そう言いながら、まだ隠し玉があると見える」

エレンの声に、刃の緊張が残る。


「なら、それを食らわそうか?」

チェルシーは小さく微笑み、マナの糸をさらに緊張させた。


数秒の静寂。


エレンは槍を地面に突き立て、低く告げる。

「……降参だ」


チェルシーは構えを解き、肩越しに後ろの村の方を見やる。互いの呼吸がゆっくり戻る中、戦いの緊張は徐々に溶けていった。


バトルシーンです。珍しいです。エレンはチェルシーの先を見越しての降参。

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