126、チェルシーVSエレン
セリフ筆者、ト書きAIと筆者
先に動いたのはエレンだった。
「蓮華!」
斜め十字に振り下ろされる斬撃と、後方への突進突き。槍の刃先が光を切り裂く。
チェルシーは瞬時に構えを変え、手のひらからマナの糸を操る。
「三連斬糸!」
空中に張り巡らせた糸が斬撃の軌道を追い、三連撃で応戦する。
「追槍!」
鋭い突進突きが背後から襲いかかる。
「背面壁糸!」
チェルシーは振り返ることなく、背中に糸を集中させ、壁を作って防ぐ。
「乱れ桜!」
怒涛の六方向斬撃。超高速で、目に見えぬ速度で槍が舞う。
「……!」
チェルシーも負けじと構え、六連斬糸で応戦する。しかし、最後の斬撃を受け、頬に浅い切り傷が走った。
エレンは後方に下がりつつ、構えを崩さない。冷たい瞳でチェルシーを見据える。
「……続けるか?」
チェルシーは息を整え、わずかに肩をすくめる。
「……できれば、続けたくはないな」
「……そう言いながら、まだ隠し玉があると見える」
エレンの声に、刃の緊張が残る。
「なら、それを食らわそうか?」
チェルシーは小さく微笑み、マナの糸をさらに緊張させた。
数秒の静寂。
エレンは槍を地面に突き立て、低く告げる。
「……降参だ」
チェルシーは構えを解き、肩越しに後ろの村の方を見やる。互いの呼吸がゆっくり戻る中、戦いの緊張は徐々に溶けていった。
バトルシーンです。珍しいです。エレンはチェルシーの先を見越しての降参。




