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ラスティア群像劇~第1章~  作者: niseimo38
第2章~旅人チェルシー~

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112/206

112、西に思いを馳せながら

ト書きAI、セリフ筆者作成

広場に響く力強い声。


「おーい、みんなー! 大発見だー!」

秀一が大声をあげると、町の人々が次々と集まってきた。


「なんだ?」「どうした?」

子どもも大人も興味津々で顔を寄せる。


「今日、西に漁場を広げたら、見たことのない帆船がいたんだ! 近づいて声をかけたら、どうやら彼らはさらに西にある『狐火和国』の漁師だって言うんだ! 新しい国だよ!」

秀一の話に、町の人々は驚きの声をあげた。


「なんと!」「別の大陸の住人か!」


「今後、西に開拓していけば、きっと彼らと交流もできるはずだ!」

秀一は希望に満ちた笑みを浮かべる。


「その、『狐火和国』というのは?」

チェルシーが首をかしげて尋ねる。


「分からない。ただ、漁師はどこか不思議な服装をしていたよ。見たことのない網を使っていた」


「なるほど。いずれ訪れることになりそうだな」

チェルシーは目を細め、想像を巡らせる。


そのとき明美が顔を覗かせる。

「ところで、今日の収獲はどうでしたか?」


「聞いて驚くなよ。全長150cm越えのマグロだ! 遠洋まで出た甲斐があったよ!」

秀一が胸を張ると、町の人々から歓声が上がった。


「まあ! 今夜は町総出で宴ね! 腕によりをかけて美味しいマグロ料理作るわ」

明美の目も輝いている。


「旅人さん、運がいいね! 町でも滅多にない宴の日に滞在してるなんて」

秀一がにっこり笑う。


「いえ、ありがとうございます。マグロ料理、楽しみですね」

チェルシーもにこやかに応じた。


朱雀町は、新しい国の話題と、これからの宴への期待で、朝の静けさとは打って変わった活気に包まれていた。


漁師のフル特権、海をまたいだ交流の真価ですね。狐火和国は朱雀町と違い火薬を使いこなせます。

もしかしたら、朱雀町でも火薬を使って新しい漁具が完成するかもしれませんね。

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