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ロマンチックでなくても、プロポーズされたらOKするしかない件
あれからどれだけの時間が流れたのだろう。
いつの頃からか、我はカレンダーを見るのをやめた。
我はいつもの様に川沿いを歩く。
我の前に一人の男性が立つ。
霞がかるリバーサイド。
目の前に立つマオチョン――片膝をつき、
両手で百本のバラの花束を差し出している。
その瞳は真剣で、少しだけ照れくさそうで、
でも迷いがない。
「請嫁給我(結婚して下さい)」
言葉の重みと同時に、胸がじんわり温かくなる。
ああ、これが我たちの生活が再開するんだ、
と自然に思えた。
霞と水面が交わる幻想的なシチュエーション。
ロマンチックかどうかは微妙だけど
我は心から頷くしかなかった。
あの世で、二人で楽しく過ごそう――
前世のポンコツプロポーズは、リセットしてあげる。
我はマオチョンの贈る花束を受け取る
自分の顔は見れないけれど
きっと笑顔になっているでしょう
【そして来世へ】




