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エッセイの練習!~すごい時代になったなぁ~

作者: 清松

子供の頃、


“歌は、歌手しか歌っちゃいけない”

“漫画は、漫画家しか書いちゃいけない”

“小説は、小説家しか書いちゃいけない”


そういうふうに、心から本気で思っていました。

なぜかというと、当時それらは全てその道のプロだけがやっている時代だったから。




とは言え一般人だって、日常生活の中で、歌を歌う事も、絵を描く事も、文章を書く事ももちろんあります。

主にそれらは、学校の授業などの一環として、という事が多いと思います。

課題なり、やらなければならない、必要に迫られたものなんかであれば、そういった事は問題なく行って良いと考えていました。



冒頭に書いた事は、

“自分の創作物としてそれらを世に出し、不特定多数の人に見てもらう”

という意味合いが大きいです。




何が言いたいかと言うと、

この「小説家になろう」さんももちろんの事、歌でも漫画でも何でも、自作品を気軽に世に発信出来るこの時代ってなんてスゴイのだろう……!

と言う事。



何を今更、と思われてしまうのかもしれません。


少し調べてみると、インターネットと言うものが出来たのが、私がちょうど生まれるか生まれないかくらいの頃だそうで。

(私はちょっと長めの通りすがりなので、年齢がバレるとかは特に構いません笑)


ネットは、当時はまだ今のように誰もが気軽に触れる事の出来る位置にあるものではなく、一般的なものではありませんでした。

機械物に疎い私が初めてネットに触れたのは、確か高校生とか専門学校生くらいの頃の事。

接続するのもおっかなびっくり、パソコンを壊してしまうんじゃないかとか、システムをおかしくして取り返しのつかない状態にしてしまうんじゃないかと、常にヒヤヒヤしながらでした。



ネットに少しだけ慣れて来た頃、当時私がハマっていたプレイステーションのゲームソフトをモチーフとした、個人の方が作成されたホームページを発見。

自作されたイラストや、大好きなキャラクター達のアイコンがあったりと……夢中になって隅々まで見て回りました。

一般の人でもこんな事が出来るのかと驚き、歓喜したものでした。




今では「歌ってみた」「踊ってみた」なんかは当たり前、小説に漫画、イラスト、オリジナル曲などなど……自作のアニメに自分で声を当てる、なんて事も気軽に簡単に出来てしまう時代。


冒頭のような意識を持って育った私には、ひっくり返ってしまいそうな出来事です。

本当にいいんですか!?

そういう事やらせてもらっちゃって本当にいいんですか!?

一般人ですけど! という感じ。笑


今となってはそんな感覚自体が極端だと言う事も、自分でわかります。

ただ「すごい時代になったなぁ……」という感想はいまだに持ち続けてしまう、昭和生まれのオバサンです。




なぜこんな話をしようと思ったのかと言うと、

それこそこちらの「小説家になろう」さんにて、今年春から初めての執筆活動を行わせて頂いた事がきっかけです。

小説なんてほぼ初挑戦で、右も左もわからない状態なのに、どうしても自分の体験を文字で形にしたいと思いました。

形にするだけだったら別にネット上に公開する必要なんてないんじゃないか、と思われそうですが、今回ばかりは、置いておけばどこかの誰かの目に触れる機会があるかもしれない場所に置いておきたい、と言う目的がありました。

何故なら、今年執筆していた小説と言うのは、ただ自分が思い描いた世界を綴っただけのものではないから。

たった1人の人にでもいいから、私が書いた文章に触れて、こういった出来事が過去に実際にあったのだという事を知って、ほんの少しでも何かを感じてもらえたら嬉しい。

そういうふうに考えたからでした。



「遠い日の飛行船」

「約束の飛行船」

「飛行船と、私達の物語」


という、飛行船に纏わる3つの小説を作りました。

私が誰かに知って欲しいと思ったのは、この「飛行船」の事。



「飛行船」と言うと、どういったイメージを持たれるでしょう……

空飛ぶ風船、宣伝、ジブリの作品に出てくる乗り物、昔外国で大きな事故があったetc……

もしくは、そんなのはおとぎ話の中の存在で、実際には見た事もない、という人も多いかもしれません。


空飛ぶ乗り物だけれど、飛行機やヘリコプターとは違って、飛行船は今現在の日本には存在していません。

私は飛行船が大好きで、飛行船が日本の空を飛んでいた頃、その姿を毎年のように追いかけていました。

何故好きなの? と聞かれても、私にもよくわからないのが本音です。

ただ、小さい頃に実家の前の上空で、父と一緒に初めて見た時の記憶が今でも鮮明に残っていて、その時に感じた大きなワクワクが今に繋がっている事は間違いありません。


過去に飛行船と言う素敵な乗り物が存在していた事、知らないというたった1人の人にでも知ってもらえたら……

そう思って、小説と言う世界に挑戦しました。




それは、私が子供の頃では全く考えられない事でした。

一般人である私が、自分の体験や感じた事を形にして、世間の人々が気軽に見られる場所に置いておく、なんて。

そうしたいなら、勉強して、小説家にならなくちゃいけない。そうして本を出して、本屋さんに並べてもらって、買ってもらわなきゃ、自分の思いを誰かに届ける事は出来ない。

そういうふうに思って育ったので。笑

極端だなぁって今は思います。



私が大人になって行く過程で、世の中もどんどん大人になって行って、こんなに便利になった。

誰もが創作活動をし、自分を表現して、それをたくさんの人に見てもらえる。

そういう時代に自分が生まれる事が出来て、本当にありがたいと思っています。

いくつになっても挑戦は出来る、という事を身を持って知った素敵な機会でもありました。







今回急にこんな事を書いたのは、完全に衝動です笑

そして、またいつの日か、何か思いを形にしたいと考えた時のための練習も兼ねています。

エッセイというものの定義も、ルールも、実際の所私にはよくわかりません(調べろよって話ですね)

何かもしおかしな事をしてしまっていたら、申し訳ありません。


また何か思う事がありましたら、綴らせて頂きます。

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― 新着の感想 ―
私もエッセイがなんたるか、わかっていない組ですが(#^^#) 商業的にはなにかあるんでしょうけれど、ここ小説家になろうでは、皆さん思うままに筆を振るってるように感じています。 ほんとにすごい時代ですよ…
自分はインターネットどころか、パソコンすらなかった時代の生まれですw 若い頃にも小説を書いてましたが、当時は公募に入選するか、友人にお願いしまくって読んでもらう以外、自作を他人に読んでもらう術がありま…
惑星が廻るのと同じように時との流れを共にされてきている生き方ですね。飛行船は云われてみて未確認飛行物体だなと、今気づきました。あなた様の文章は読んでいて、懐かしさと、同時に近未来的な世界観をも体感でき…
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