表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/24

21 子爵家の義理母妹の未来

平民である男爵の愛人とその娘については誰も碌に説明をしなかった


平民なので当然である


与えられた罰をただ大人しく受けるだけ


そういう事である




もっとも二人は


「私は子爵夫人よ!」


「子爵令嬢に対してなんなの!」


と引き連れられる間も大騒ぎであった




大体平民が子爵夫人になれる訳がないのである


貴族院が承認しないからである





いやそれどころか子爵家当主代理はその申請すらもしていなかった


・・・所詮は男爵家の三男ということであった




それなのに子爵夫人、子爵令嬢としてドレスやら宝石やらを買い漁った二人


10年の間に買ったモノの金額を請求されていた


そしてその金額に文句を言っていた


「高すぎる!」


「子爵夫人(令嬢)として当然の買い物よ!」


「ふざけているの!?」


・・・宝石等の換金可能な分は減額されていたのだがそれでも凄い金額になっていた





まあ平民では普通に働いていたら絶対に返済できない金額である


ということで娼館に売られることとなった




母親の方は年齢が年齢のためそう客はつかないだろう


そこは熟女好きだとか加虐趣味相手だとか特殊な性癖の人間のお相手をすることが決まっていた


そんな人間ほど金払いがいいからである




娘の方は若いためこれから長い間働ける


そして若く無くなったら母親と同じ道を<以下同文>である



まあろくな人生でないことだけは確かであった


いままで散々楽しんだのだ


そのツケが回ってきて自業自得であった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ