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14 伯爵家の牢屋のお話
「私は子爵家当主だぞ!」
「私は悪くないのよ!出して!」
「親に連絡してくれ!」
伯爵家の地下の牢屋は今日も騒がしかった
牢屋の出入り口を守っている兵士はうんざりしていた
ここまで騒がしい囚人たちは始めてだったからだ
大抵の囚人は罪を暴かれたことで観念して大人しくしている
ところが今回の囚人達は罪が明らかになったにもかからわらず無実を叫んでいるのだ
まあ
男爵家の三男(子爵家当主を騙った犯罪者)
男爵家か子爵家の次男、次女以降の子女
なのだから親の権力で何とかしようと考えているのだろう
もっとも彼らの親が会いに来るためには伯爵を納得させなければならない
まあ無理だろうけど




