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10 寄り親伯爵の手配

「旦那様」


そう言って執事が一通の手紙を持ってきた





取り上げた手紙の封蝋が歪んでいた


そこに何か良からぬことを感じ取ったのか執事の顔色は良くなかった





通常手紙を出す際に蝋を垂らし、熱いうちに印章を押し当てる


そうすることで誰が出したのを保障する


名前を騙って手紙を出す輩は結構いるのだ




そしてその印章の押し方にはある一定の法則がある


正位置ならば通常の手紙である


そんな手紙ばかりを受け取っていたのだから普通でない印章に違和感を覚えたのだろう






今回届いた手紙の封蝋は


少し右に傾きながら封蝋の右をはみ出ていた





これの意味は


緊急、反逆、助けを求む


そう言った意味がある




これらは派閥により異なり、そしてその当主のみが代々受け継がれていく


つまりは当主からの緊急の要請である





急いで中を検めてみると大変なことが書かれていた


子爵家の乗っ取りである




そこで伯爵わたしは急いで命を下した

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