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憂鬱やんボサノヴァ  作者: ふしみ士郎
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家に帰り部屋のソファに寝転がって昼3時を過ぎ、


家に帰り部屋のソファに寝転がって昼3時を過ぎ、さすがの彼も飽き飽きしていた。晃一を誘い出そうとしたけど、奴は仕事中だった。誰も彼もが働いている。彼はうらびれた気持ちになった。しかし晃一もまた晃一で扉をどこかに置いてきてしまったようだ。奴は定職をあきらめて、弁当の配達を始めた。それはチナツのいる弁当屋だった。サラリーマンよりは弁当屋のほうがいい、っていうのが奴の言い分なのだ。アリとキリギリスみたいに。たぶんみんなはキリギリスのことを働かないオラウータンだと思ってる。でも実際は違う。キリギリスはオラウータンじゃなくてキリギリスだ。アリはアリだし、女王アリは女王アリ。オラウータンはオラウータン。それぞれの役目がある。



「お前は何がしたいねん?」そう言われると困ってしまう。

「そういや子ども好きやろ、おまえ。」誰がやねん、勝手に決めるなクソッタレ晃一。

「ええから、ここに電話してみろって。」たしかに家にいても冴えない。家。パラサイト。勝手にしやがれ。こう言っては信じてもらえないかもしれないが、俺は意外に素直なのだ。そして実はそれが問題でもあるのだけど。人生はまじめに泳ぎきるには、あまりにバカらしい。とにかく奴の口利きで、新しい仕事をゲットした。給食を運ぶ仕事だった。



女王アリは女王アリ。

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