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「君と僕の空白の時間」

作者: 来栖楔鳴

「お腹減った」


それはいつも午前2時に急にメッセージが入ってくる。


内容のないメッセージがいつもだ。

僕はお気に入りの音楽を流しながら煙草を吸いつつ、「うん。」っとだけ返す。


すると、

「うん。ってw冷たいw」っと返ってくる。

続けざまに「なにかないの?」っと送られてくるが、特に何もない。


僕は知っている。

彼女が「なにかないの?」っと送ってくる時は大抵彼女になにかあったときだ。


だから僕は、「なにかあったの?」っと聞くが「何もない。ただ暇だっただけ。」っとはぐらかされる。


特に返す言葉も見当たらないので、スタンプだけ返して様子をみてみる。

すると彼女もスタンプで返してくる。

送られてくるスタンプは彼女の喜怒哀楽が滲み出ていて思わずクスッと笑いながら、ただスマートフォンの画面を眺め、発散出来たのか、そこからピタリとメッセージが止まる。


僕は、あぁ…発散出来たのか。っと思い

また1本煙草を吸い直し朝を待つのだった。



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