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年越し

    あけましておめでとうございます!


※この内容は本編とは全く関係ありませんが書きたかったので書きました。今日だけ年越しの時間に更新させていただきます!本編は基本昼の12時更新なので良ければ是非読んでくださると嬉しいです!


今年ものんびりとやっていきますので宜しくお願いします!

 これは天草隆介達が高校生になる前と異世界に巻き込まれる前の年越しの日の話。


「いや〜今年も今日で最後だな〜」

「そうだね〜」

「ほら2人とも!こたつでダラダラしてないで少しは手伝ってちょうだい!それと美菜!隆介に引っ付きすぎよ!」


 美菜はこたつに座って入っている隆介の膝の上に乗っており、隆介も隆介でそれを受け入れて美菜の頭に顎を乗せて後ろからハグするようにして温まっていた。その時美菜のアホ毛が嬉しいのかブンブンとなり、隆介の頬をビシビシしていたが、隆介は気にせずのほほ〜んとしていた。


「え〜いいじゃん〜ねぇ〜隆介?」

「ああ〜」


 こたつでダラダラとしている2人に鈴菜は手伝うように言うが、ふと目の前の状態を見てついイラッとする。


「へぇ〜私が折角作った年越し蕎麦とかき揚げ要らないのね。残念ね今年は食べられないなんて」

「「待って!」


 残念そうにしながら後ろを振り返りそのまま歩いて行こうとする鈴菜を慌てて2人は止める。


「ぼ、僕何か手伝いたい気分になったな〜」

「お、俺も何か手伝いたい衝動が…」

「はぁ〜…。なら美菜はこたつの上の物を片付けて綺麗にしてちょうだい。隆介は年越し蕎麦とかき揚げをこたつに持って行くのを手伝って」

「はーい!」

「了解!」


 それぞれ役割を与えられた2人は早速行動に移す。


 これはここに置いて〜このみかんは後で食べるから近くの机に置いて〜よし!後はキッチンからアルコールと布巾を持ってきてと!


「綺麗〜綺麗〜♪」

「美菜終わった?置いてもいいかな?」

「いいよ隆介!わー!いい匂い!早く食べよ食べよ!」

「そう焦らないの。沢山作ったからどんどん食べてね?」

「うん!」

「ありがとな鈴菜」

「どういたしまして」


 こたつの上に3人分の年越し蕎麦とかき揚げを置いて早速食べようとするが…。


「あの〜左右と目の前空いてるよ?」


 隆介がこたつに入って座ろうとすると隆介の左右に美菜と鈴菜が当たり前のように座ろうとしていた。


「僕は隆介の隣がいいからここで食べる!」

「そ、そうか。鈴菜は〜…」

「隣で食べたらダメな理由はあるのかしら?」

「いやないけど…」


 隆介がそう言うと美菜は隆介に引っ付くようにして座り、鈴菜も肩が当たるか当たらないかのギリギリな所に座る。


「美菜もう少し離れて『嫌!』…たくしょうがないな。まー食べるとするか。いただきます!」

「いただきます!」

「いただきます」


 隆介は早速湯気が出ていて、つゆと生姜のいい香りがする年越し蕎麦からいただく。


 ズズズッ


「美味い!流石鈴菜の年越し蕎麦!」

「美味しいね!」

「そ、そうかしら?でも蕎麦は買ってきたものよ?流石に一からは作れないわ」

「でも美味しいものは美味しいからいいんだよ」

「そうだよ鈴菜!」

「あ、ありがとう」


 次に隆介はかき揚げを蕎麦に入れずにそのままかじりついて食べる。


 サクッ!


「うん!このかき揚げも美味しいよ!このサクサク感と玉ねぎの甘さが引き出されていて美味い!」

「う〜ん!やっぱり鈴菜の料理大好き!」

「そうだな!鈴菜はいいお嫁さんになれるよ!」

「うんうん!」

「そ、そう?」


 隆介と美菜はニコニコと美味しそうにしながら年越し蕎麦とかき揚げを食べて、鈴菜は少し顔を真っ赤にしながらも自分もゆっくりと味わうが、その味は分からなかった。


「どうしたんだ鈴菜?」

「な、何でもないわよ。それよりおかわりいるかしら?」

「おう!」

「僕も!」

「なら持ってくるわね」


 鈴菜は2人の器を持ってキッチンに向かうがチラッと後ろを振り返ると美菜が隆介に寄り掛かるようにして甘えていた。

 

「私だって…」ボソッ


 2人分の蕎麦を器に入れてリビングに戻り、こたつの上に置いていく。


「ありがとな鈴菜」

「ありがとう!ふぅ〜ふぅ〜ズズズッ!ん〜!幸せ!」

「ふふ、喜んでくれてよかったわ」


 立っていた鈴菜もまだ残っている蕎麦を食べる為座るが隆介との距離がさっきよりも近くなり、引っ付くような形になる。


「鈴菜いきなりどうした?」

「どうしたって何がかしら?」


 それ以上言わせまいと圧を掛けて言う。


「あ〜いや何でもない」

「ふふ」


 隆介は左右から引っ付かれながらも年越し蕎麦にかき揚げを最後入れて食べる。

 ふぅ〜今年も満足だ。


「来年から高校生か〜」

「ええそうね。皆んな同じ高校に入れて良かったわ」

「そうだな」

「ズズズッ!モグモグ…あっ!見て見て!もうすぐ12時だよ!」

「おっと」

「そろそろね」


 3人で時計を見つめ、12時になるのを待つ事数分…。


ゴーン!ゴーン!ゴーン!


「では、ゴホン…あけましておめでとう!」

「あけおめ!」

「あけましておめでとう」


 神社の鐘が鳴り響いたと同時に12時になる。


「今年も色々あるかも知れないけど楽しく頑張ろう!」

「頑張ろう!」

「ええ、特に美菜は高校の勉強を頑張らないとね。入試のテストギリギリだったって聞いたわよ」

「どこ情報!?」

「内緒よ」


 隆介を挟んで2人はわーわー言い争っているが、2人の両手は隆介の左右の腕にガシッと引っ付いており、離さなかった。勿論本気ではないと分かっている隆介は止める事なく微笑ましい目で2人の言い争いを楽しんでいた。


短いですが読んでいただきありがとうございます^ ^

皆様お体には十分気をつけてください( ´ ▽ ` )

 

     今年もファイトー!です!

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