《登場人物》
前に没になった作品の書き直しです。
休日にちょいちょい更新したいと思います。
相川 いるか(13)――僕。美術部所属。
凪坂結未(13)――クラスメイト。部活動無所属。
好宮 飛鳥(13)――クラスメイト。陸上部所属。
皇 本音(13)――クラスメイト。テニス部所属。
前山 玉希(13)――クラスメイト。文芸部所属。
転木 双葉(13)――同級生。雑技部所属。
児嶋 翔太(15)――中学美術部部長。
佐藤 琢武(11)――小学生。
日比谷 桜(32)――警視庁捜査1課警部補・刑事。
好宮 澄光/澄光(67)――『天楓寺』住職。
綴木 治人(38)――『綴木COFFEE』マスター。
黒舘 豹助(29)――推理屋。
殺人を赦してはならない理由のひとつに、死んでも償うことの出来ない罪であるから、というものがある。そこで、『ふたり殺すなんてのは論外だが、ひとりなら死刑で充分』かと思われるかもしれない――だが、殺人を犯すような人間の値打ちなんて高が知れているだろう――まぁでも、この理屈でいくと、じゃあ被害者サイドに加害者以上の非があれば罪は軽くなるということになる。それが今の法律だ――。
ところで、ではこの処罰の天秤は人間以外の動物にも当て嵌まるのか、と考える。もしも摂食 行為以外の目的で動物――否、生物を意識的に殺生したとすれば、当然その人間は罰せられるべきだろう。
だが、高が虫に、高が植物に、高が哺乳類に、自らの生命を抛つ罪人がいる だろうか?
難しい問題である――――――――――。
読んで頂きありがとうございます。
よろしければ次回も。