暇だ!犬だ!
三人が道を歩いていると。
「クウ~ン…」
段ボール箱に入った捨て子犬が居た。
マ「犬だ」
ハ「犬だな」
フ「犬だね」
マ「しかも子犬」
ハ「可愛いな」
フ「目に入れても痛くないくらいだ」
マ「どうしよう。捨て犬だし」
ハリモが手をポンと置き、ある提案をする。
ハ「秘密基地に連れて行こうぜ!」
マ「連れて行くのは良いけど、ご飯どうすんの?」
フ「僕、家にあるけど持って来ようか?」
マ「フウ持ってんの?」
フ「うん。犬一匹飼ってるし」
ハ「衝撃の事実!」
マ「そうなんだ。ていうかフウの家で飼えないの?」
フ「飼えるかも。相談してみる」
フウは子犬を抱えて、自宅へと帰っていく。
フ「ただいまー」
フ母「おかえり。あらその子犬どうしたの?」
フ「捨て犬。飼って良い?」
フ母「ピッキーの遊び相手に良いんじゃない?面倒見るなら良いわよ」
母から許可を貰い、翌日マルとハリモに報告する。
マ「へー、良かった。飼うことになって」
ハ「名前は?」
フ「まだ無い」
ハ「じゃあつけようぜ!」
マ「う~ん、じゃあベタにポチとか?」
ハ「いやそれベッタベタ過ぎだろ」
マ「汚ない表現にしないで…」
フ「う~ん」
ハ「ロメオはどうだ!」
マ「それを言うならロミオでしょ!」
ハ「じゃあ勝海…」
マ「犬の名前にしては堅い!」
ハ「シャウエッセン!」
マ「ウインナー!?」
ハ「アルトバイエ…」
マ「一緒だよ!」
フ「う~ん…」
ハ「おい!フウお前も何か出せ!」
マ「フウ。聞いてる?」
ハ「おい!フウ!」
マ「フウ!」
すると、フウは突然顔を上げる。
フ「フウ…」
マハ「え?」
フ「フウで良い」
マハ「へえー…?」
子犬の名前はフウになりました。
See you again.