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薄れゆく意識のなかで

ガールズラブ要素や、残酷要素が含まれる部分があります。

苦手な方は、観覧をご遠慮下さい。

  ――――――冷たい。

冷たいよ。冷たすぎる。

水がこんなに冷たいなんて知らなかった。

自由に動かせない手足を大きく動かしもがきながら、

こんな行動に出たことを後悔する。



こんなこと、するんじゃなかった。

なんで、こんなことしたんだろう。

頭の中をものすごい速さで駆け抜けていく思い。

誰にももう届かないこの気持ち。


苦しいよ。


誰か助けて。


助けてよ。


死にたくない。


死にたくない。


じにだぐない。


だんだん意識が薄れてくるのが嫌になるほどわかった。


また、笑える日がこないのなら

もうあの人に会えないのなら

今私の気持ちを、ずっと抑えてきた気持ちを、

今こそ、今こそ。


どうせ届かないのは、わかってる。

でも、でも・・・・


最後の力を振り絞って私は声にならない声で叫んだ。








「ずっと、大好きだったよ!!!」








暗くなっていく視界の中に

いくつもの泡が水面に上がっていくのが見えた。


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