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第186話 三十九の輪
北欧世界。
沿岸塔。
昼。
海。
風。
曇天。
輪。
三十九。
増加継続。
神兵達は海を見る。
沈黙。
その時。
海面。
巨大な影。
再浮上。
黒い鱗。
巨大な角。
異形の首。
そして。
肩。
海面上に現れる。
初めてだった。
存在が。
明確な形を持ち始める。
若い神兵が息を呑む。
先輩神兵も言葉を失う。
伝承に無い。
神話に無い。
分類に無い。
それでも。
そこにいる。
影は再び沈む。
海だけが残る。
観測層:第3層
記録単位:海域変動
対象神話:北欧
信仰量変動:−1.1%
概念安定度:71%
異常項目:
未定義存在
肩部確認
接近継続
記録主体:Archive
状態:稼働中
対象は隠れる必要を失いつつある。
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