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第154話 二十三の輪

北欧世界。


沿岸塔。


昼。


海。


風。


曇天。


輪。


二十三。


また増えた。


規則は続いている。


神兵達が記録する。


慣れてきた。


だが。


油断はない。


その時。


海中影。


三十秒。


最長。


長い。


近い。


巨大。


そして。


輪郭の一部が海面近くまで浮かぶ。


鱗。


黒い。


巨大。


沈黙。


若い神兵が息を止める。


影は再び沈む。


何も起きない。


だが。


全員が見た。


神兵が書く。


『海中影 三十秒』


『鱗確認』


『接触なし』


先輩神兵が静かに海を見る。


「もう隠れてないな」


誰も答えなかった。


(次話へ)


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