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Season.Two 軌道班操作編 Story.9 本当の大変さを身にしみて  

押忍身新治のオフショットです。後日談として、書き手は詩野忍、話し手は大鷲見美歩、が担当します。

よろしかったら最後までお付き合い下さりますようよろしくお願いいたします。

 新くんから未知の世界の話の続き。

 新くん、ここには、赤、黄、緑の信号はひとつもないらしい。

 私、なぜ?

 新くん、見えた頃には信号を通過するから設置しても意味がないとか。

 私、ふーん。

 新くん、ここは、駅構内をでたら、普通継ぎ目なしの一本レールらしい。

 私、確かにガタンゴタン言わない!どうやってレールを運んでいるの?

 新くん、ウルトラハイ レールキャリアーで運搬しているらしい。大型ディーゼル車2台と台車20台の編成で200mレールを40 本一度に積載、先頭から最後尾までは約300mある。とか?

 私は、ピンとこない。じゃあ200mのレールは一本にどうつなげるの?

 新くん、レールの製鐵メーカーがレール更換の現場で直接特殊な溶接をし、また一定距離間に信号の役目を担う絶縁継目として加工するみたい。

 新くんの話しが続き、

 超長編成で、新旧の砕石を更換する現場は作業組が主体に、道床安定、レール計測各組の混成チームで行われ、総勢150人超?美歩は作業風景映像の一部を拝見しましたがすさまじい光景です。

 掘削機のカッター部の巨大ですこと!

 掻き集めた古い砕石は上部ベルトコンベアーで編成の最後尾車に、同時に先頭車から下部ベルトコンベアーより新しい砕石が流れ込みます。続いて道床が沈まないよう、安定組大型機材による、突き固めと振動、計測と、基準値に近くなるまで繰り返す。最後は人の目による手直しと計測です。

限られた時間の中で無駄のない作業工程はすごいです。

 朝の一番列車が当該現場を営業速度で問題なく通過してくれれば一安心だって。

 コンクリートのまくら木の新旧入れ替え作業は80%屈強な作業組の男の方々が人力で行なわれ、表面から見える部分はさほど大きくは見えないですが、氷山のように見えない部分の方が巨大コンクリートの塊でした。

 作業終了の帰路車中に作業組屈強男からこんな話しを新くんは聞かされた……。  

 神戸の大地震で、六甲山トンネルの復旧に応援へ向かったのだか、あまりにも無残な状態に、一日も早く復旧させるぞ、と、のちに中越の大地震の現状に、まさか?!もし我らのエリアだったらを想定し、安全に停止できるよう施しているところなんだが心配だ……。そうだ話しを聞いてくれたついでに、明日ヘリコプターに乗りに来てくれないか?

 当日、美歩も新くんに誘われて車両所へ。栃木県のヘリポートからここの車両所へ。この目的はパイロットの技術の確認と向上のためで、車両所からツインタワービル周辺、専用砕石所等を空から案内して頂きました。

 今回のフライト、いくつかの工事作業現場、初めて拝見した車両所、私には目に見えない知らない所で数知れず皆様ががんばってるって心が震えました。


いかがでした?よろしかったら御意見、御感想を、将来の糧として、書き手の詩野忍、話し手の大鷲見美歩、心よりお待ち申し上げます。本日はお寄り下さいましてありがとうございました。

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