表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界サバイバル  作者: Bird
13/15

方針設定

焚き火の火をぼんやり見つめながら、隆一は今の段階でわかった事を改めて整理してみた。


まずリシャックはもはやただのアプリ。勿論、隆一の精神衛生を考えると、会話できるという事だけでもとても貴重な存在なのだが。


海岸は浜辺と岩場があり、貝類を中心に最低限の食料の確保は出来そうだということ。


真水はリシャックの泉まで行けば入手できる。


林の道を抜ければ人里に出れるのだろうが、途中にゴブリンの集落があり、山の中を大きく迂回しないと抜ける事は出来ない。もちろん、遭難や、ゴブリンと鉢合わせる可能性は低くない。

したがって、まずはこの海岸で態勢を整え、可能な限りの備えを行う必要がある。山越えと、万が一の戦闘に耐えうる備えだ。


取り敢えず必要なのは衣食住。

食べ物の確保、服の確保、そしてそれらが整うまでの寝床の確保だ。


食べ物は最低限2~4日の食料と水。食料については、海産物の燻製や干物を中心に林で何か採集できるのであればそれも加えたい所だ。

水については水筒を作る必要があるが、これが以外と難関なのは想像に堅くない。それについては後から考える事にしよう。


服に関しては植物の葉っぱを中心にテグスの中で太めのものを使えば何とかなりそうだ。木を使って、いざという時の防具も欲しい所だ。


わりと簡単そうなのが住。岩場は崖のような形で林の方まで続いている。それを利用すると良さそうだ。林の一番海岸側の崖に面した部分で、崖に木を持たせかけ、隙間を椰子科の植物の葉をかけて塞げばいい。


しばらく考えて、明日の予定を考える。

まずは、食料大量確保のための罠作りだ。


そんな事を考えながら、隆一はいつの間にか眠りに落ちていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ