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虚数仕掛けのRPG  作者: カササギラノ
第1章 虚数世界 編
6/6

1+5i 話 世界の基準~複素数~

~ここまでのあらすじです!~


私アヤは、くそロリコンピエロに頼まれて虚数世界にやって来ました。そのあと、研究者のサキと一緒に行った洞窟で放った捕獲魔法によって危険度SSSの『ディザスタードラゴン』を捕まえてしまいました。そしたら、そのオーラを感じ取った『波動使い』のレナがおしかけてきて、オーラがつよすぎるから新しい杖を作ってきてやると言って、街へ出かけて行ったんですが…

「ディザスタードラゴンさん、オーラを抑えろと波動使いのレナさんが言ってたんで、よろしくお願いします」


『ほう、波動使いか。よかろう、少しオーラを抑えるぞ。お前は我の主なのだ。そこまで畏まらなくてもいいのだぞ?』


「あ、はい、ありがとう…ございます」




こんな違和感極まりない会話から1時間、レナが金色に輝く杖を持って戻ってきた




「はい、作ってきてやったから、早くこれにあんたが捕獲したやつ入れろ。少しは弱くなったけどまだ頭が痛くなるレベルなんだから。」


「うん、ちょっと待ってね」


「獣神魔法:虚獣契約、召喚魔法第1章:実体召喚。いでよ、ディザスタードラゴン!」


「うっっ……頭が…ディザスタードラゴン?まじ?」

レナがうずくまる

オーラが強すぎるんだろう

(…早くしなきゃ!)


「こっちに戻って!ディザスタードラゴン!」


「アヤだっけ?あのさぁ…」


「なに?レナ」


「ディザドラとか聞いてないんだけど!?」


「いや、だって、レナが言わなくていいって…」


「ディザドラは例外!なんであんなもん捕獲したの!」


「土壇場で捕獲魔法唱えたら捕まっちゃって…」


「捕まっちゃって…じゃないわよ!六大神竜知らないの!?」


「……えぇぇー!?」


「サキ、今更気づいたの!?もっと早く気づきなさいよ!」


「だって緊迫してたから…」


「だってじゃない!もっと研究者としての責任を持ちなよ!」


「レナ!言い過ぎだよ!サキも悪気があったわけじゃ…」


「じゃああんたに教えてあげるよ!現状の恐ろしさを!こころして聞きなさい!」


「…うん」


「いい?、まず虚数世界(イマジナリーワールド)はゼウスって神が統治してるの、であんたが呼び出されたのは、ゼウスが虚数化してこの世界を破壊し始めたからなの、ここまでわかる?」


「…虚数化って、なに?」


「…1から教えるわ。」


「複素数、転移者なら数学好きだし分かるわよね?a+biで表される数のこと。」


「うん、」


「あんたのいた世界で実数が使われてるのに対して、この世界では複素数が基準なの。ものの値段からステータスまで、全て複素数で構成されてる。」


「うん、」


「で、この世界の生き物は、3個の属性に別れてるのは知ってるよね?」


実数族(リアル)虚数族(イマジン)複素族(コンプレクス)だよね」


「そう、普通は、自分の属性は定まってるの。でも、きっかけがあると変わることがあるの。」


「それが虚数化?」


「ご名答。ちなみにその逆は実数化だけど。どちらにせよ、突然変異が起こると、その生き物が感情をコントロールするのが難しくなる。つまりゼウスは、」


「感情をコントロール出来てない…ってこと?」


「その通り。ゼウスでさえ感情をコントロールすることが出来ないんだよ。」


「それなら、もう世界が崩壊し尽くしちゃうんじゃ…」


「それを防いでいるのが、六大神竜。」


「…」


「六大神竜はその名の通り世界の秩序を守る6体の神竜のこと。炎龍、蒼龍、碧龍、聖龍、破壊龍、そしてあんたの捕まえた災害龍。」


「うそ、…」


「しかも災害龍『ディザスタードラゴン』は、この六大神竜の頂点に君臨する神龍なんだよ、この重大さが分かる?」


「じゃあ私はどうすれば…」


「感の鈍いサキでももう気づいてるよな?」


「う、うん。」


「私たちがしなければいけないこと、それは…






『災害龍と共にゼウスの破壊を止めること。』






災害龍を捕まえた以上、これくらいしないとな。」


「でもそれって、ゼウスと戦うことになるんじゃ…」


「…何言ってんの?もともと転移者の職業はゼウスと戦うために決められたんだよ?」


「あ、そっか、」


「私が言いたいのは、普通の一般人が六大神竜を持ってるってことは、いつ誰に狙われてもおかしくないってこと。わかった?」


「うん…なんとなく。」


「…仕方ない、首を突っ込んじまったのは私だし、て、手伝ってやるよ。」


「…え?」

(それってつまり、)


「一緒に行ってやるって言ってんだよ!」


「ほんとに!?やったー!」


「ありがとう、ございます…」

(サキはまだ萎縮したままだけど)


「よし、じゃあこれから忙しくなるな、」


「そうだね!」


「が、頑張りましょう。」


「どこに行けばいいの?」


「ゼウスは時空の歪んだ位置にいるんだ、だからまず、パスカル街を抜けてフェルマー高野を進むぞ。」


「フェルマー高野…」


「お、サキ、気づいたか。フェルマー高野はモンスターの集団生活地帯だ。そこを抜けるためにパスカル街で色々準備するぞ。何はともあれまずはパスカル街だ。」


「よし、じゃあ早速準備しよう!!」


「お金と食事の管理はまかせてくださいね」














『あと 24日15i+46分。』












<ステータス>


・アヤ

Lv:50

職業:獣使い

HP:175

攻撃:50+50i

防御:120+120i

AP:260

身長:156.1cm


・サキ

Lv:50

職業:研究者

HP:195

攻撃:30+40i

防御:110+110i

AP:230

身長:157.8cm


・レナ

Lv:100

職業:波動使い

HP:232

攻撃:176+414i

防御:131+231i

AP:394

身長:148.4cm



久しぶりの投稿です。前書きとしてあらすじを書きましたがどうでしょうか。そして、ステータスに身長を追加しましたー。もし良けれは次回よろしくお願いします!

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