表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様に拉致されました  作者: 柴犬
10/26

第九話 ウィルの無理矢理な日常 6

明日、NTTからKDDIに、変えますので暫し更新が遅れるかもしれません。

今の所不明。

 液体を撒き散らす音が辺りに響く。


「キサマ、ハカッタナ」


 《深きものども》の声とともに、僕ははニヤリと笑う。


「当たり前だろう、誰がお前達の前で無駄話をするか」


 手を振ると、その手にはポーションがある。先程落ち込む振りをしてアイテムボックスから出したのだ。


 ポーションの中身は全て、漁師さん達に振りかけていた。


「私、無駄話のつもりでした」


「姉様も?」


 きょとんとする双子達。


 …あなた達は。


「まあいい、これでお荷物はない。戦いはこれからだ」


 その声と共に、うめき声を上げながら漁師さん達が目を覚ます。


「くう…頭が痛い」「吐き気がする」「手足が痺れる」「なんだっ!なんでこんなに海オークいるんだ?」


 その言葉にはて? と疑問に思う。


「海オークですか? 《深きものども》ではなく」


「昔からここの女どもを、隙を見ては襲っては連れ帰り、陸のオークと一緒で苗床にするんだ」


「あああ~」


 確かに異種姦で増えるというのは一緒だわ。


「それで最近では女衆は、この場所を嫌がりいなくなったんだ」


 それで女の人を見なかったんだ。


「おかげでこの辺りはもう駄目かと思ったんだが…」


「うん? 」


 なんか妙な方向に話が行ってるなと思う。


「それも今日までだっ! あたらしい女衆が来てくれたからなっ!」


「うんんっ?」


 首を深く横に傾げる。


 なにかを察したのか二人が、キュッとウィルの手にしがみつく。


「そうだっ!」「ツアールたんロイガーたん萌え~」「男三人女五人産んでくれっ!」「頼むっ!私達の嫁になってくれっ! 今なら多夫一妻だっ!」


「まて」


 思わず突っ込む。


「マテ、ソノムスメタチ ワレラノ ヨメニスル」


 海オーク《深きものども》まで参戦し、話がカオスになる。


「おいまて」


 僕の制止を誰も聞いてない。


「種族が違うだろうっ!」


「ソレホドノ ビボウダ キニシナイ」


「気にしろっ!」「そうだっ!」「二人は俺達の物だっ!」


「フ…」


 やれやれと両手を広げ首を振る《深きものども》 


「なんだ、その態度は、魚顔のくせにっ!」


 漁師さん声を荒げる


「だから待てって!」


 誰もが僕の話を聞いてない。


「兄ちゃんもなんか言ってくれっ!」「そうだ、そうだっ!」「うん」


「だから人の話を聞けー!」


 ガンガン、ゴンガンガン、ゴキッ! ゴスっ!


「「「「「「「いって~なにするんだあ」」」」」」」


 漁師さん達、そろってウィルから殴られた頭をおさえる。


「いいか、あんた達は先程の殴り合いで決着は付いたはずだ。異議は認めない」


「「「「「「「ええええええええっ!」」」」」」」


 握り拳を見せると黙る漁師さん達。


「それと《深きものども》この子達は、僕の物だ。勝手な事を言うなっ!」


 この言葉を聞いた二人は真っ赤になり、二人そろってくねくねと体を捩じらせる。


 二人の様子に気づかない僕。この時の事を僕は、後で一生後悔する事になるのだが、まだこの時点では知らない。


「フム、ソレデハ ソノコタチヲ ホシケレバ キサマヲ タオセバイイノカナ?」


「違うっ! 勝っても負けても僕の物だっ!」


「「「「「「「このロリコンがっ!」」」」」」」


 僕と、赤面して悶えるツアールロイガー以外の全員から、突っ込みを受ける。


「あなた達が言うなっ!」


 とりあえず、こいつら全員フルボッコ決定なっ!(漁師さん達を除く)


お読みくださり有難うございました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ