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赤ずきんちゃんと擬人化野郎の出会い

『邪魔だそこを退け』


そう言って睨んできたのは、真っ赤な薔薇色のワンピースに身を包んだ


美少女


でした。





....突然過ぎて驚く暇も無かった。

すみませんも言えなかった。

というか睨まれた怖かった..


それにしても童話に出てくる

【赤ずきんちゃん】

と雰囲気はともかく顔がそっくりだったなぁ


なんて呑気気ままな事を考えていると


また赤ずきんちゃん風の美少女が此方に猛スピードで走ってきた。


そして一言


『最近は擬人化というものが流行っているのか?』





『は?』



ちょっと待てイキナリなんだなんだ。



第一印象


・美少女


擬人化がどうとか言われた後


・初対面なのに何言ってんだよこいつ頭おかしいんじゃね



そして美少女は真顔で言った


『お前には耳が生えてるではないか』




え、耳が生えてて普通だろここ日本でも外国でもねぇし異世界だしファンタジーな世界だしまず俺人間じゃねぇし、え、俺人間みたいにあんな平たい顔してるのか???(人間に対する侮辱)


俺も真顔で言った


『この世の中耳が生えてて普通なんですよ』



これは俺の憶測だが、赤ずきんちゃん(仮名)は見かけない顔だしこの村に越してきた新人だと思われる。


そしてまた真顔で一言(赤ずきんちゃん)


『嘘をつくな。都合良くケモミミが生えるわけなかろう。どうせダイ◯ーで買った安物のカチューシャに違いない』


何処まで疑い深いんだよこいつ...。

大体、俺以外の皆んなも耳生えてんじゃん

ダイ◯ーのケモミミカチューシャつけて歩く馬鹿ハロウィンぐらいにしかいねぇよ...。


俺もたまらず一言申した


『だったら俺の耳、本物かどうか...触って確かめてみる...?ついでに下も...(イケヴォ)』



赤ずきんちゃんはそっぽを向きました(案の定無視された)

少しカッコつけたのが失態だ..やっちまった..


『初対面なのにごめんなさい少しだけ調子に乗りました許して下さいごめんなさいこっち向いてお願いいたします』


赤ずきんちゃんは俺の方を向くと一言


『今日、お前の家に一泊させろ。そしたら今スベったお前のギャグを綺麗さっぱり水に流してやる』


『泊まらせてくれないのならば今スベった動画をにこに◯動画で晒すぞ』


((突然の脅迫))


((晒されたら俺の人生\(^o^)/))


動画なんていつ撮ってたんだよ...

ホストやってんのに晒されたら..恥..客来なくなんじゃね(それはない)

しかも一泊ってなんだよ

俺一応、雄なんだけど...なんで警戒とかしないの...(雄として見られていない模様)


多分こいつ泊まる場所無いんだろうな

可哀想に(同情)

しょうがない一泊だけだ...(晒されても困るし)


『もう少しは雄の事警戒しろよ...わかったよ。なんか理由ありそうだし一泊だけな。』


少しはにかみながら

『本当か?ありがとう。恩にきるぞ』



美少女だけあって笑うと途轍もなく可愛かった。


むっとしてないでずっと笑ってればいいのに


まぁいい。これで交渉成立だ。




....この後、どんな災難が待ち受けているかなど俺には知る由もなかった

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