舞い散る雪と猫のマーチ
くだらない自分を吐き出し続けて
僕の中の何かが止まってしまった
あてどない理想と君の絵を塗り潰して
渡し損ねた贈り物をしまい込んだ
君の探した君を探した
本当は駄目なんだ
探し求めた君を探した
本当は嫌なんだ
雪の舞う交差点から僕は走り出した
これでいいはずないじゃないか
君はまだいるじゃないか
何処までも広がる夢の中から抜け出したいんだ
陽の沈む線路の先 ちっぽけな木箱を取り出した
踏切が降りていくその先の光の中に君が見えた
「今度は何処へ行こうか」そう言うことも出来ずに
君の探した君を探した
本当は駄目なんだ
探し求めた君を探した
本当は嫌なんだ
雪の積もる草原から猫が歩き出した
これでいいはずないんだけど
あなたはもういないから
いつまでも流れる水の行き先 何処まで続くの?
陽を求む水平線 高く空を仰いで飛び出した
見つめられたその先、僕らがいた
手を伸ばさない伸ばせない、僕らがいた
本当を隠した、僕がいた
雪の舞う交差点から僕は走り出した
これでいいはずないじゃないか
君はまだいるじゃないか
何処までも広がる夢の中から抜け出したいんだ
陽の沈む線路の先 ちっぽけな木箱を取り出した
もう一度走って行くよ
渡したいものがあるんだ