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詞集  作者: 村雨
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十一月

何か暖かいものが流れました

十一月の晴れのせい

目を閉じれば見えてきます

寒い日の朝のせい


真夜中に雨が降りました

十一月の空のせい

遠くで貨物が走ります

寒い日の音のせい


あの日伸ばした手の先に

あなたは待ってくれますか

今振り向いた雑踏に

あなたは歩いてくれますか



朝早く目が覚めました

十一月の鳥のせい

路上に黒く丸まります

寒い日の猫のせい


まだあの日が忘れられない

意気地無しを笑ってくれますか

まだ諦めようとしない

不器用を蹴飛ばしてくれますか



あの日伸ばした手の先に

あなたは待ってくれますか

今振り向いた雑踏に

あなたは歩いてくれますか



笑ってください

蹴飛ばしてください

許さないでもいいから

泣かないでもいいから


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